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胸のトレーニングではなぜ胸を張るのか?

こんにちは!
パーソナルトレーナーのshunyaです。

今回は、胸のトレーニングでは

なぜ胸を張るのか?

について解説していきます。
これを理解するとより大胸筋に
効かせやすくなり
刺激を入れやすくなります。

また、最後に

胸を張るエクササイズ

についても解説していますので
是非最後までご覧ください。


さて、胸のトレーニングをするときの
注意点として胸を張るということは
ほとんどの方が理解していると思います。
知らなかった方は
この機会に是非覚えてください。

よく言われるのは、胸を張ることで
より大胸筋が引っ張られるので
ダンベルを下ろしていったときに
よりストレッチがかかる
といったような理由ですね。

もちろんその通りです。
胸がストレッチされた状態から
さらにストレッチされることで
より筋肉が伸ばされ
負荷がかかることは間違いないです。

ただ、今回は別の角度から
解説していこうと思います。

それが、

「前鋸筋」

です。

では、理由を解説していく前に
まず前鋸筋の付着位置から確認していきます。


【前鋸筋の付着】

起始:第1~9肋骨(脇の下あたり)
停止:肩甲骨の内側面

画像1

【前鋸筋の働き】

画像2

画像の通り前鋸筋は
肩甲骨を外側に開いていくような
働きをしています。

つまりダンベルプレス等の動作時に
上にプレスすると同時に
肩甲骨が外側に開いてしまう
(背中が丸くなる)と
それは胸ではなく
前鋸筋の力を使って上げてしまっている
ということになります。

それでは胸のトレーニングを効率的に
できていることにはなりませんよね。

大事なのは、

・前鋸筋の働きを抑えて大胸筋にピンポイント
 に刺激を与える

ということですね。

そうすると、結果的に
胸のトレーニングの効率が良くなります。


では胸を張るためためにはどうすればいいのか?

まずは、

胸椎の可動域をアップさせる

ことです。

胸椎の場所は以下の画像です。

画像6

この胸椎部分の可動性が良くなると、胸を張りやすくなります。


胸椎の可動性を上げるエクササイズ

まず頭に手をおきます。
このとき腰椎部分が動かないように
おしりはかかとにつけておきます。

画像3


その状態から上げた手の方向に体を回旋していきます。

画像6


上まで回旋したら
次は下に向かって
体を逆方向に回旋していきます。

画像5


これを右左で往復10回を1セット程度
胸のトレーニングの前にやってみてください。

ここで疑問が出た方がいると思うのですが、
「体を回旋しているだけで
 胸が張れるようになるのか?」と。

答えはもちろんYESです。
なぜかというと胸椎が動くときには
回旋と伸展がセットだからです。
つまり、回旋のエクササイズをすれば
脊柱の伸展(胸を張る)
可動域も広がるということです。

皆さんも是非やってみてください。


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