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トレーニングにおける胸椎の重要性

こんにちは!
パーソナルトレーナーのshunyaです。

今回は胸椎の重要性について
解説していきます。

まず、胸椎とは以下の画像の
青い部分です↓

画像1

上の画像から見て分かるように
背骨は一つの長細い骨から
できているわけではなく
複数個の椎体が積み木のように
積みあがってできています。

猫背姿勢の人は
胸椎部分の一つ一つの
椎体の可動性が悪く
伸展可動域が低下している人が
多いです。

胸椎の伸展可動域が低下すると
猫背だけではなく、
それにともなう
ストレートネック(頭部前方変位)
や腰部の不安定化にも繋がります。

つまり肩こりや腰痛などの
不定愁訴の発症の原因にもなります。

画像2

そのような不定愁訴の改善にも
もちろん胸椎の可動域は重要ですが、
トレーニングの効率という
観点からも胸椎の伸展可動域は
かなり重要です。

トレーニングにおける胸椎の重要性に
ついてはトレーニング中級者であれば
必ず知っておくべきことです。

胸椎の伸展可動域が広がることによる
ポイントは大きく分けて2つあります。

まず一つがトレーニングの
可動域が広がることです。

例えば、胸のトレーニングをするときには
胸を張ることでより大胸筋をストレッチ
することができます。
反対に猫背になってしまっている場合には
ストレッチの可動域の範囲は
一気に狭くなってしまいます。

筋トレにおいては可動域を広く取ることで
筋肉の成長を効率化することができるので
胸椎の可動性は重要です。
また、背中のトレーニングにおいても
胸椎が伸展できると上腕骨をより
伸展することが出来るので
可動域をUPさせることができます。

画像3

上の画像を見ていただくと
分かるように胸椎が伸展していると
相対的に肩関節の伸展が増加するので
可動域を広げることができます。

以上のようにトレーニングにおいて
可動域を広げるという意味で
胸椎の伸展可動域がでることは
かなり重要です。

二つ目が、怪我の予防です。

胸椎の伸展可動域がでていないと、
他の部分で代償して動作を行ってしまう
ことがあります。
代償とは「本来働くべき部位が働かず、
他の部位が補完して働いてしまう
」こと
を言います。ここで胸椎の代償を
しやすいのが腰椎です。

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いわゆる腰骨の部分ですね。

具体例でいうと、
スクワットをする際には
背骨をまっすぐに保ちますが、
胸椎の伸展可動域が足りないと
腰椎が過剰に伸展してしまったりします。
腰椎に伸展圧力がかかり続けると
伸展時の腰痛、腰椎分離症
などにもつながります。

そのため胸椎の伸展可動域を
だすことはトレーニーにとっては
必要不可欠なものと言えます。

以上で胸椎の可動性の重要性について
わかってもらえたと思うので、
胸椎の可動域をだす
エクササイズを紹介します。

画像5

これを10回×2セットで
トレーニング前にやっておくと、
トレーニングをするときに
胸を張りやすい状態にしておくことができ
トレーニングの効率化を図ることが
できるので是非お試し下さい。





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