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どんな選択も挑戦だ

「挑戦」という言葉を聞くと、とてつもないプレッシャーを感じるのは僕だけですか?

例えば、エベレスト登頂とか、会社を辞めて起業とか、大食いチャレンジとか。

こういった「挑戦」はだめだったときのリスクがとてつもなく大きく感じるから、足を踏み出すのが怖く感じるし、その「挑戦」をした人にすごいと言ったり、そんなことをするなんてバカだ。と言ったりする。

つまり、挑戦というのはリスクが伴うものであるというのが一般的に言えるんじゃないかと思う。

「リスク」とはなにか。

goo辞書によるとこういう定義らしい。

1 危険の生じる可能性。危険度。また、結果を予測できる度合い。予想通りにいかない可能性。「リスクを伴う」「リスクの大きい事業」「資産を分散投資してリスクの低減を図る」
2 保険で、損害を受ける可能性。

つまり、リスクという言葉は可能性という言葉で置き換えることができるというのが辞書の説明だ。

でも本当に可能性、確率という言葉で置き換えることが可能なのか?
僕は少し違う意見を持っている。
リスクというのは「期待値」なのだ。

期待値というのは、数学で出てくる言葉で、
期待値=ある物事が起きる確率×その物事の結果
という式で表せる。

で、なぜ僕がリスクを可能性ではなく「期待値」であると言うか。
2つ例を出すので実際に考えてみてください。

まず1つ目。
ここに、99%の確率で100円支払わなければならないけれど、1%の確率で1億円が貰えるボタンがあるとします。
皆さんはこのボタン、押しますか?

たぶんほとんどの皆さんはこのボタンを躊躇いもなく押すでしょう。
というか、連打ですね。恐らく笑

つぎ。
ここに、99.9%の確率で1億円貰えるけれど、0.1%の確率で命を落とすボタンがあります。
このとき皆さんはボタンを押しますか?

ここで、上と同じように躊躇いもなく押す!と答える人は多分減るかと思います。
少なくとも僕は結構悩む。(多分悩んでから押すとは思う笑)

と、ここまでの説明でわかると思いますが、可能性だけに着目するのであれば、1つ目のボタンは99%悪いことが起き、2つ目のボタンでは0.1%しか悪いことは起きない。

なのに、恐らくほとんどの人は0.1%で命を落とすというボタンのリスクを大きく見積もる訳です。

つまり、リスクというのは、この何かを失う「期待値」でもって考える必要があるというのは皆さんにもわかっていただけると思います。

もし〇〇していたら

リスクを期待値で考えるというのはわかったけど、じゃあなんでどんな選択も挑戦なんて言えるの?

それを説明するためには、「機会費用」という概念を説明する必要がある。
機会費用とはなんぞや、それは「もし〇〇していたら…」のタラレバ論の話だ。

例えば、
あなたが映画館で1800円払って2時間の映画を見るとする。
このとき、この映画の価値は1800円…ではない!!
というのがこの機会費用の考え方だ。

どういうことかというと、この2時間でもしも普段している時給1000円のアルバイトをしていたら…と考えるのが機会費用の考え方なのだ。

つまり、2時間で2000円稼げていたはずなのに、あなたは1800円払って映画を見たのだから、
この映画の価値は
映画を見た料金の1800円+もし同じ時間働いていたら稼げていたはずの2000円
で、3800円である!

つまり、ある選択をしたときに、その選択によって失われたものの費用(コスト)を機会費用という。

さて、勘のいい方はここで気づかれたかもしれない。

この機会費用というやつは実は無限大なのだ。
さっきの例で言えば、映画を見に行く2時間でかわいいあの子とデートしに行けたかもしれないし、モロッコで必須のフランス語の勉強をすることだって出来たし、もしくは大好きなゲームでストレス発散して楽しむことだってできた訳だ。

つまり、こうは言えないだろうか?
「1800円の映画を見に行くことは、他のすべてを失うリスクを抱えている」と。

そしてまた勘のいい方はこうも気づいたかもしれない。

この機会費用ってやつは、いついかなるときでも発生しているんじゃない?って
素晴らしい洞察力ですね。

例えば僕は今このノートを書きながら、料理修行をさせてもらっているお店に向かっている訳だけど、行くのをやーめたと言ってどこかに遊びにでかけてもいい訳だ。

その選択、可能性を僕は選んでいないけれど、もしそうしたら得られていたかもしれない新しい人との出会いや楽しい時間という無限大の可能性をぼくは機会費用として料理の修行に費やしている。

僕らは可能性の世界に生きている

僕らの世界は可能性で満ち溢れている。
空き時間の10分をどう過ごすか、100円を何に使うか、どうやってお金を稼ぐか…etc

僕らは小さいことから大きなことまで、瞬間瞬間に無限の可能性からたったひとつを選んで生きている。

つまりは一瞬一瞬、リスクをとってなにかに挑戦しているに違いない。

僕らの挑戦が成功か失敗かなんてのは今は決してわからない。
そんなものは5年後とか10年後とかもしくは死ぬときにならないとわからないに違いない。

だからこそ、僕らができるのは今という一瞬一瞬を大切に生きていくことなんだろうなと思うわけです。

なにかに挑戦しようとしている人へ

なにかに挑戦しようと思って、でもためらっている人がいたら是非一歩前を踏み出してみてほしい。

その失敗はいつもより大きく見えるだけで、いつもの日々でしている選択となんらリスクの大きさは変わらない。リスクはいつだって無限大だ。

そんなところでこのnoteは終わり。

みんな、一緒に頑張ろうな〜。

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