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【雑談】 近所のスーパーがポイントカードを作らせる理由

僕は毎日のように生鮮館というスーパーに行くのですが、そのスーパー独自の電子マネーで小鹿のキャラクターが描かれた、コジカカードを使用して支払ってる。

公共交通機関のsuicaやicocaと同じで、スーパーの中にある機械で現金をチャージをして、それで支払いができる。

会計時にはタッチするだけだし、ポイントも貯まるし、毎週月曜日には会計金額から10%オフになるので、お米を買うときは決まって月曜日だ。

生鮮館に限らず、ご近所のスーパーにもこういった電子マネーを導入しているお店も多いのではないだろうか。

この電子マネー、もちろんお客さんにとってのメリットも大きいけど、お店にとってのメリットも非常に大きいと考える。

1つ目は、レジの回転が速くなる。

タッチするだけで決済が終わるので、従業員からしても楽だし、尚且つスピードも速い。

ピーク時のスーパーの列はとんでもなく、僕はあまりにも並んでいたら買うのを諦めて帰るときもある。

より多くのお客さんが電子カードを作ってくれる人が多くなるほど、機会損失を防ぐことができるだろう。

最近は自動の釣銭機が導入されてることが殆どだが、レジ誤差も生じない。

レジ誤差が起きた時の報告は嫌だった。

2つ目は、クレジットカード手数料の阻止。

クレジットカードを使った時、お客さんに手数料は掛からない分、お店が手数料を負担している。

大体3%くらいかかるので、10,000円の会計だと手数料が引かれて、実際の売上は9,700円である。クレジット払いが積み重なればこの手数料もバカにならない。

自分達の小さなお店でも年間30万以上、カード手数料を支払っている。(ちなみにPAYPAYなどのQR決済の方が手数料が安い。)

電子マネーは現金でチャージするので、実質は現金払いなのだ。

お店側はクレジットカード手数料を支払うのであれば、お客様にポイント還元することで、また利用して貰ったほうがよい。

大手家電量販店も現金払いの時のみポイントを付けるのもこの理由である。

家電ともなれば会計金額も高くなるので、それだけカード手数料は痛いから。

3つ目は、顧客情報の取得。

コジカカードを作るとき、個人情報を記した入会書と500円を支払った。

顧客情報を入手できるのは企業にとって非常に大きいと思う。

その情報を分析にも使うかもしれないし、直接、セールなどのお店の案内を自宅に送ることもできる。

ざっと考えるだけで、こういったメリットが挙げられる。

ちなみに私が以前、勤務していた飲食店にもポイントカードが存在した。

会社はポイントカードを作ってもらうことに重きを置いていて、入社したての時の自分はそのポイントカードの存在に懐疑的ではあったが、

その時の上司が

「基本的にお客さんはお店のことなんか忘れていくものだ。ただ、ポイントカードが財布に入っていれば、そのお店を思い出す一つのきっかけになるかもしれない。」

と言われたことは今でも覚えている。

ポイントカード、単純にみえて意外と奥が深いのである。

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