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文章を書くためだけの道具「pomera」を買ったら、頭がすっきりした話

リフレッシュの方法って、人それぞれです。運動とかサウナとか寝るとか旅行とか。


ぼくは、書くことでスッキリするタイプ。

思い悩むことがあったり、逆に嬉しいことがあったり、とにかく頭の中を浮遊するワードが増えてきたらノートに書く、いや書き殴るって感じです。

論文みたいに理屈っぽいときもあれば、想うままに箇条書きの時も、小学生みたいな拙い文章の時もあります。

とにかく何でもいいんです、書ければ。頭の中に浮かんでるものを吐き出すって感じで。

すると、不思議と頭がスッキリします。

これを今までノートでやったり、パソコンで打ったりしてたのですが、最近このリフレッシュ法にもってこいな道具をゲットしました。

それが、キングジムのデジタルメモ「pomera」です。

ガチでただ書くためだけの道具「pomera」

事務用品で有名なキングジムから発売されている「pomera」は、実は初代モデルから10年以上も愛されているロングセラー製品。

pomera DM250

少々マニアックなアイテムなので、「全然知らない」という人もいるかもしれませんが、物書きを生業にしている人には愛用者が多いんですよ。小説家や脚本家にもファンが多いと聞きます。

ぼくも本業が編集者ということもあって日常的に文章を書くので、何年も前から欲しいなぁ買おうかなぁと思っていました。数年前に新しいモデルが出たら買おうと決め、ようやく購入に踏み切ったのが今だったわけです。

そんな物書きたちが惹かれる「pomera」とは何なのか。

ーーただ書くためだけの道具です。

ほんと、それだけ。

キングジムは「デジタルメモ」と銘打っていますが、言わば現代版の「ワープロ」。小さめのキーボードと液晶がついているだけの超シンプルな機械です。

それなのに、定価6万とかなりいい値段なんですよ(最近ちょっと安くなっていました)。

でも、何年もめっちゃ欲しかったんですよ。

それはなぜか。

ワープロ「pomera」とコンデジ「GRⅢ」が似てる

ここで少し話がそれますが、ぼくは「pomera」のコンセプトによく似た道具をもうひとつ持っています。それは毎日肌身離さず愛用しているカメラ「GRⅢ(&GRⅢx)」です。

RICOH GRⅢとpomera

ズームができない単焦点と呼ばれるレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ、それが「GRⅢ」です。10万超えの高価なカメラなんですが、万能ではありません。できないことがいろいろあります。ズームとかレンズ交換とか……。

でも、それこそが魅力であり、とても使いやすく、写真もとてもとても美しいです。

【GRⅢがpomeraと似ているところ】

・高級品

・操作がシンプル

・デザインもシンプル

・起動が早い

・単焦点レンズで「撮る」に特化している

(ワープロのpomeraは「書く」に特化)

・写真が美しい

(アウトプットの質が高い)

ぼくはこのシンプルイズベストな無骨さが好きで、今までで一番シャッターを切っているカメラです。きっとまた新しいモデルが出たら買うと思いますし、手放すことはないと思っています。pomeraは最近使い始めたばかりですが、まったく同じように感じています。一生もんだな、と。

GRは「撮る」、pomeraは「書く」に特化しています。

いずれも使いこなせなければイマイチですが、使いこなせればアウトプットの質はとても高いです。いい意味でも悪い意味でも、はっきりしています。自分のスキル次第、そこも気に入っているポイントです。

「pomera」の3大いいところ

本題に戻りましょう。文字を書くだけなら、もっと他に便利なツールがたくさんあります。パソコン、タブレット、スマホ……どれもpomeraよりも多機能で便利な道具です。

そう、だからpomeraを使うのです。シンプルゆえの不便さがいいんです。だからこそいいアウトプットができるんです。そんなpomeraの3大いいところをまとめてみました。

pomeraのいいところは?

1.インターネットが使えない

一番目はやっぱこれ。これが使えると、すぐ見ちゃうんですよ。メール来た?今日の天気は?夕方のニュースは?……文章を書いていても、かなりの頻度でネットを使ってしまいます。それゆえほんとの意味で、書くことに集中ができないんですよ(ストイックな人は集中できるのかもしれませんが、煩悩まみれのぼくはムリ)。その点、pomeraはガチで書くことしかできないので、ガチで書くことに集中できる、集中せざるをえないわけです。

2.思い立ったらすぐに書ける

前述のGRは撮りたい!と思ったらすぐ撮れる機動力に優れていますが、このpomeraも同じ。フタを開けたらすぐ書き始められます。パソコンではこうはいきません。これはアイデアを書き綴るときに超便利です。散歩していても、ふと「あ!これいいアイデア!」と思ったら、そのへんに腰掛けてささっとメモれます。小さくて軽いので道端だろうが電車だろうが膝の上でサクサク書けちゃいます。

3.「書く」うえでの使い方は無限大

書くことしかできませんが、そのかわり書くうえでの使い方は無限大。ぼくはこんなふうにnoteの文章を書くことはもちろん、仕事の原稿、資料用テキスト、アイデアメモ、あと冒頭で書いたようなリフレッシュ作文などに使っています。もちろんこれ以外にも、日記を書いたり買い物リストをつくったり、何だって書けます。ノートと同じ。それがデジタルメモです。使い方は十人十色というのもいいですね。

このほかにも、テキストはスマホに共有できたり、電子辞書が搭載されていたり、書くをサポートしてくれる機能も充実しています。このへんは公式サイトをご覧くださいませ。

っていう、記事もあっという間に書ける

このpomeraだったら、これぐらいの文章も一時間もかからずにサクサクっと書けちゃうわけです。

もしパソコンだったら、こうはいきませんよ。途中でTwitterのタイムラインを眺めたりYahoo!ニュースを読み込んだりして、余計に時間がかかっちゃうんです。

煩悩まみれのぼくを、文章としっかり向き合わせてくれるありがたい道具、それがpomeraです。あと、思いの丈を何でも書かせてくれるリフレッシュの道具、それもpomeraです。

「書く」ことに真摯な道具が欲しい人は、ぜひおすすめです。

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