受験はメンタル勝負

これは3年前のちょうど今頃、第一志望校である東京学芸大学に合格して受かれながら書いた受験体験談です。あの頃は自分は大学に現役合格したことがとても凄いことだと思っていたし、周りも大変褒めてくれたので少々調子に乗っていました。当時書いた文章が実家で見つかったのでここに貼っておきたいと思います。なんか3年前の文章を読み返すと恥ずかしいですね。僕の高校の後輩達はこの文章どんな気持ちで読んだんでしょうね。「調子乗りやがって」と思っている人が半分以上でしょうかね。でも意外と大切かもしれないことが書いてあったので戒めも込めてここに載せておきたいと思います。

受験はメンタル勝負

　誰よりも南高を愛し南高に愛された漢、岩田俊太朗です。私は10月までサッカーを続け、生徒会では書記、ボランティア隊長として働き、南高祭実行委員としては復興支援企画、外企画を立ち上げました。近年類を見ない程南高生活を謳歌しながらも国公立大学に合格することができました。そんな高校生活を振り返って思いついたことを書いていきたいと思います。

　まず、私が受験勉強で1番苦しんだことは暗記です。よく英単語の覚え方として、「毎日コツコツ」と言われます。しかし、これを寝る前に3分間単語帳を眺めただけで覚えられると思うのは、私は間違いだと思います。思い出してください。一年生の時の応援練習で1日目にほとんど覚えずに行ってやばいと思って、帰った後にひたすらCDを聴いて覚えた応援は今では1ヶ月に一回歌うかどうかのものですが、みんなしっかり覚えていると思います。(3年たった今でもどの応援歌も私は歌えます) この様に暗記というのは集中的に覚える機会が絶対的に必要だと私は思います。私が実践していたのは、ユメタン1ユニットの半分つまり50単語を朝練後、休憩前、授業後、風呂、自学前、寝る前にひたすら見て書いていたことです。これなら部活で忙しくても20日間でユメタンを1周できます。その土台ができたら、ここからが寝る前の3分間などの「毎日コツコツ」のスタートです。英語のみならず、単語力は間違いなく大きな武器です。

　次に言いたいことは、点数は伸びるということです。私は抑えの私立大は全ての模試でE判定からの合格。学芸もA判定が出たのはセンター試験のみです。他は全てD判定かE判定でした。つまり本番で勝てば良いのです。模試のたびにひどい点数を取りながら、秋まで部活をすると言ったら「国公立は届かない」とまで言われましたが、周りの人には「俺は本番に強い」と言い続けてきました。その結果、冬休み前の模試からセンター試験までは150点以上点数が伸びました。もちろん模試で悔しい思いをして努力したから点が伸びたのだと思いますが本番への自信は私の大きな武器でした、目標に見合った努力をすれば自信という大きな武器は誰もが手に入ります。

　最後に、私の心が折れそうになった時に思い出していたことです。秋までサッカーを続けたのは南高史上久しぶり(初めて？)の生徒であり、これで勉強が出来なくなったら後輩の選択肢も少なくなってしまう、という思いもありました。部活で結果が出せなかった分、難関大合格者数で南高に貢献したいという思いもありました。(今だから言えますが、東京学芸大学が難関大という認識は間違っていました。難関大を目指していた南高生の皆さん大変申し訳ありません)自分の為だと手を抜いてしまう事も家族の顔、恩師の顔、仲間の顔を思い出せば頑張り抜ける事もあると思います。"南高の為に"という南高プライドを持って頑張って欲しいです。受験は全く甘くありませんが努力を続けた人の点数はギリギリまで伸びるものです。不安な日々が続いても強靭なメンタルを身につけて闘い抜いてください。　　　　　

　　　　　　　　　　　　　岩田俊太朗

スーパー先輩面した文章でしたね。僕も高校生の頃に配られる受験体験談を読みながら「第一志望に合格してカッコ良いこと書きたいなぁ」と一年生の頃から思っていて、いざ実現するとこうカッコつけた文章になっちゃうもんです笑

○毎日コツコツには準備が必要
○目標に見合った努力をする事
○誰かの為になら頑張れる事もある

この3つは3年前から変わらない僕の中にある想いです。やっぱり全く変わってないですね。

大学サッカーラストシーズンを最高のものにしようと同期で何時間も話し合い、やっと始動したと思ったらこんな感じになってしまい、僕のラストシーズンはいつ開幕するのか、もしかしたらラストシーズン丸々なくなってしまうのではないかという現在です。

全く先が見えない状況ですが、シーズンが始まったときのために自分にできることをやっていくしかないですね。
過去の文章を読み返すと少しやる気が出てきます。
今回は3年前の僕の文章にお付き合いいただきありがとうございました。

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