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顧客を増やすより少数のファンづくりを目指せ

ファンがいれば1000人、いや100人いれば生きていける

最近面白い記事を読みました。
1000人の真のファン? いや、100人という手もある」という記事です。

10年以上前にWired編集者のKevin Kellyが、『1000 True Fans(真のファン1000人)』というエッセイを書きました。そのなかで彼は、芸術家であれ、ミュージシャンであれ、作家であれ、起業家であれ、幅広い人々がインターネットにより、自分たちの創造したもので生計を立てることができるようになるだろうと予言しました。クリエーターたちは、広範な知名度を追い求める必要はなく、ほどほどの規模の「真のファン」基盤、年間1人当たり100ドルくらいまでなら「あなたが作ったものを何でも買ってくれる」ようなファンたち(年間総収益は10万ドルになります)を、魅了しさえすればいいのだとする説です。オンライン上のネットワークを駆使することで、その道の従来の専門業者や仲介業者を回避し、小規模のファン基盤から直接支払いを受けて、その利益で楽々と暮らしていけるのだと彼は論じました。
『1000人の真のファン? いや、100人という手もある』から引用

この記事では1000人ではなく、100人でいいのではないかということが具体的に説明されています。
1000人でも100人でもいいのですが、いずれにしても今後はファンをつくることが今まで以上に重要になってきます。
今までは人数が多ければ多いほどいいと思われていて何かと大人数を目標にされることが多かったのですが、冷静に考えると個人として生きる上で大人数を目指す必要はありません。

コロナ禍でも売上が落ちなかったお店

この一年は新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が潰れたり、危機に陥りました。
そんな状況にも関わらず、コロナ禍でも行列ができているお店があることに気づきました。
むしろコロナ前よりも売上が増えているお店もありました。
そういうお店の共通としてはファンがいることです。
有名なところでいうと、僕の家の近所の「sio」というお店です。

僕もsioのファンの1人で、お金をかけてでも行きたいお店の一つです。
つまり、ファンがいるお店は危機に強いんです。

顧客とファンの違い

自分の商品を買ってくれる人が皆ファンというわけではありませんよね。
商品を買ってくれる人の中にも顧客とファンの2つに分けることができます。
では顧客とファンの違いとはなんでしょうか?
これは僕が尊敬する西野亮廣さんが作った定義がわかりやすいので、ブログから抜粋します。

「顧客」=「サービスを愛してくれる人」
「ファン」=「サービス提供者を愛してくれる人」

顧客はサービスが好きなので、少しでも良いサービスを見つけるとそちらに移ってしまいます。
一方でファンは多少値段が高くても応援してくれます。
この辺は西野さんのブログ記事を読むのがいいです↓

あなたにファンはいる?

僕は今までいろんなサービスを立ち上げてきましたが、僕にファンはいるのかってことを考えました。
僕のTwitterには2,500人以上のフォロワーさんがいます。

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ではこの2,500人はファンなのかと言うと残念ながら多くの方はファンではありません。
僕にはファン(サービス提供者を愛してくれる人)がいるかと考えた時に、僕が新しくサービスを始めるとすぐに利用してくれたり、購入してくれたりする人たちや何かと応援してくれる20人ほどの人が頭に浮かびました。
無条件で応援してくれる人たちがいました。
とても有難い存在でコロナ禍でもこういう方々に助けられたわけですが、客観的事実を言うと僕がメディアに出ていようが知り合いが多かろうがファンは少ないんですね。
一方でメディアにも出ていないし、SNSのフォロワーも多くないのに、僕よりファンを抱えている人をたくさん知っています。
つまり、僕はファンを増やすような行動が今まであまりできていなかったということになります。

どうやったらファンが増える?

僕が今後やるべきはユーザー数を増やすことよりもファンをつくることです。
ではどうやったらファンを増やせるのか。
これは西野亮廣先生がまたまた教えてくれているので、それを抜粋します。

ファンを作る為の考え方をお伝えしたいと思います。
結論を言っちゃいますが、答えは「どういう人が自分を応援するのか?」を常に問い続けることです。

ポイントは「どういう人に届けるのか?」じゃなくて、「お客さん側から自分を見てファンになるか(ファンでい続けるか?)」という点ですね。
「どういう人に届けるか?」という考え方だとね、無駄なものまで発信しちゃっているんです。
『「顧客」を作るな。「ファン」を作れ。 by キンコン西野』より引用

そういうわけで今年の具体的な目標としては、僕のファンをまず100人目指すことにします。
ファンをつくることを意識することで自ずと僕の行動は変わってくると思います。
ファンについては定期的に発信していこうと思います。

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