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学生時代に僕の人生を変えたお金持ちからのアドバイス

僕は大学生の頃からお金持ちになりたいと考えていました。
ただし、具体的なアイディアがあるわけでもないし、そのお金で何をやりたいとかもほとんど考えていませんでした。
単純になんとなくお金持ちに憧れていたのです。
そういうわけで学生時代、お金持ちに関する本を読み漁ったり、成功者と呼ばれる人の話を聞きに行きました。
本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』やロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』は何度も読み返しました。

そして、大学卒業間近に起業の世界では知名度もあって、会社をバイアウトしたばかりの方に相談に乗って頂く機会がありました。
レストランに連れていって頂き、「気になることなんでも聞いていいよ」と優しく声をかけてもらいました。
そこで僕は自分がお金持ちになりたいこと、自分が今後の人生を悩んでいること、生活のために稼ぐ必要がなくなったら人生どうなるのかを質問しました。
それを聞いてその方は答えました。

「シュンタは今大学卒業するということで今後の人生についていろいろと悩んでいるけど、実は僕も同じように悩んでいる。生活のために働かないといけなかった時は嫌でも働かなければいけなかったけど、今は無理に働く必要はない。でも、働かないでぼーっとしている人生は自分には向いていないし、何もせずに生きているだけでは社会的に自分の価値はない。毎日自分が何をすべきか何がしたいのか悩んでいる。だから、今のシュンタと今の僕の違いはそんなにない。お金を持ったから幸せってことではない。だからシュンタにはお金があってもやり続けたい人生の目標を見つけて欲しい。」

そんなことを教えてくれました。
漠然とお金持ちを目指していた僕にとってこの教えは後の人生にとても大きな影響を与えました。
お金にとらわれずに自分が本当に実現したいことを考えるようになりました。
生活に困らないくらいのお金があってもやり続けたことってなんだろう?って定期的に自問するようになりました。

もちろん経営者としてお金を稼ぐことも大事なので今もそこは注力していますが、お金稼ぎのその先をずっと考え続けて生きてきました。
そこを考え続けてきたからこそ、今人生を楽しく生きていけているのだと思います。

ちなみに、その方はその後自分のやりたいことが見つかったそうで、日本国内外でさらに活躍されています。
コロナ前に連絡を頂き、久しぶりに直接お会いしました。
学生時代よりは成長した自分を見せることができました。
僕は何者でもなかった学生時代やバックパッカー時代にたくさんの先輩方にお世話になりました。
自分が成長した姿を見せること、そして自分も後輩達に積極的に協力することが恩返しだと思っているので、今後もっと頑張っていこうと思います。

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