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迷ったら「Win Win Win」になるかで判断する

僕が経営しているジェイノベーションズという会社は「インバウンド」と「街の魅力の発信」というキーワードでビジネスを行っています。
具体的にはツアーや観光案内所を運営していたり、観光人材の育成を行っています。

僕がこの会社をつくったのは2016年12月なのでもうすぐ5年が経ちますが、小規模ということで基本的に判断に迷ったら社長である僕にその都度確認してもらうことにしていました。
それは現場のどんな小さな判断でもそうです。
僕らの仕事の半分は委託事業なので信用が全てです。
小さなミスが関係各所にご迷惑をおかけしてしまうリスクがあります。
そういうわけで僕が基本的に全てを判断していたわけです。

会社全員に浸透させるべき判断基準

ただ、人数や仕事が増えれば増えるほど、僕の時間も忙しくなり全てを見ることが不可能になります。
通常の会社であれば、ここで中間管理職ができてその人が社長の代わりに判断することになると思いますし僕の会社でもその側面はあるんですが、少し僕らの会社が違うのはメンバーそれぞれが自分の事業を持っているということです。
そうなると自分で判断しないといけない場面が出てきます。
そこで今社内に浸透させようと思っているのが、迷ったら「Win Win Win」なるかということです。

僕は常に仕事をする時は関わる人皆がWinになるかということを判断材料としています。
つまり、僕らだけがWinの状態というのはダメで当然取引相手やゲストもWinでないといけません。
僕の価値観がこのようなものだからというのと、結局長期で考えたら相手もWinじゃないとビジネスは続かないんですね。
さらに僕らと相手だけがWin-Winでもダメです。
その仕事をやる以上関わる人皆がWinじゃないとダメなんです。
だから「Win Win Win」と3つあるんですね。

全ての関係者がWinになるように

具体例を話します。
例えば、僕らの場合外国人向けのツアーを運営しているので、よく企業さんなどから広告費を支払うからツアー中に自分のお店に連れてきて欲しいと言われます。
これを引き受けた場合、うちはお金がもらえて、先方は外国人にお店や商品を知ってもらうことができます。
ただ、これだと「Win Win」なんです。
重要なのは「Win Win Win」なので、ゲストのことを考えないといけません。
僕らはゲストにとってWinにならないと絶対にこういう仕事を引き受けないようにしています。
こんな簡単な例ばかりではないんですが、「Win Win Win」はこういうイメージです。

ただ、普段からこういう判断基準を決めていくことでメンバーそれぞれで会社として正しい判断をするようになります。
メンバーそれぞれが正しい判断ができる組織はとても強いわけです。
そういうわけで、今後3ヶ月かけてこの辺の文化をより会社に取り入れていけるように取り組んでいこうと思います。

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