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中小規模プロスポーツの集客ってこんな感じ④

第4弾、今日はちょっと移動が多く遅くなってしまったので短めに、昨日触れた戦略的無料招待についていくつか種類を紹介する形で書いていきたいと思います!続けるのが大事ということで(笑)

小中学生無料招待!

これは全スポーツ等で積極的に取られている定番ですね!理屈として多いのは、子供たちの夢となるプロスポーツを見てもらうことでスポーツをすることで見える輝かしい夢と観戦体験・エキシビジョンマッチ・エスコートキッズ体験を通して特別な体験を積んでもらうというものです。
次の世代の観戦者を育てることにもなりますし、チケットの申込は往々にして大人が行い大人は有料観戦となるパターンが多いので招待した子どもたち分を空き席とするより十分な収益になることも多いです。スポーツによっては教育委員会の協力の元学校にチラシを配布できるのでアクティブ率の高い広告配布にもできるというのが利点です。さらに子どもたちの招待に協賛を募る形でパートナーになってくださる企業も多いです。

特定地域限定の招待

これもよくあります。ホームゲームを実施する会場がいつものメイン会場じゃないとき、県民の日、○○市民抽選で招待などがあります。これは普段観戦に来ない地域の方々から新たな観戦層を生み出していくのに有効です。LINE登録・メルマガ登録をキーにして顧客地域情報と来場情報を関連付けて次のアプローチにつなげるための母数形成としても利用していました。試合により細かく地域を分けて来場者数/チラシ配布・アンケートを通して認知度調査にも使います。

企業動員

開幕戦や最終戦など来場者をしっかりと作りたいときに使うことがある手法です。多用しすぎるとパートナー様の権益価値低下につながるので注意しながら使う必要がある手です。

企業プロモーション招待

TwitterやインスタなどのSNSでのキャンペーン招待とかがこれにあたるほか、パートナー様が持っている権益チケットの消化率を見ながらプロモーションを一緒にしましょうという軸でご提案することがあります。スポンサーメリットとして使っていただければチーム側としてすごくうれしい企画です(笑)

平日ゲームの抽選招待

どうしても来場者が伸び悩む試合というのがシーズン中必ずあります。特に平日の夜ゲームは…。その時に利用しますが、併用でアルコール半額などを実施しサラリーマンターゲットで行うと結構響く印象がありました。このパターンは来場数が伸びるので味を占めてしまうのですが、連発するのは悪手で、次同じような試合がある場合には半額・割引を利用し最終的に土日やメインの試合時までに2.3回の来場体験をつくっておくことが将来的なファン形成につながると思います。

ご紹介で終わってしまいました(笑)

このほかにもたくさんあると思うのですが、今日はここまでで次また遅くなってしまったときにストックとしてご紹介残しておきますね。
スポーツチームの運営をしているとほんとに招待するべきか招待しすぎてないかを定期的に振り返らないと頼りすぎてしまいます。これは一番よくない。あくまでも僕たちが実現したい未来は「スポーツが産業として確立し自走できる経済になること」なので、旧時代的なボランティア・教育体育で誰かが無理している状態を作ってしまわないように、頑張っていきたいと思います!終わり!

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