【商売の本質について
学生時代から読書を習慣にしており、多いときは月に10冊以上の本を読んだりする。
20代に習慣にして良かったことの一つは間違いなく「読書」だ。
おそらく1000冊以上の本を読んできたと思うが、その中でも最近読んだ本が非常に良い内容であった。
自分が商売を始めてから今に至るまでに経験してきたことを言語化しているだけでなく、それをストーリー仕立てで分かりやすく描かれていたからだ。
ぜひ読んだことがない人は手に取ってもらいたいが、今回はその本に書かれていることを前提に自分の考えを述べたい。
商売の本質は相手を成功させること
商売をしていく中で一番大事なことは何か?と聞かれたら、僕は間違いなく「継続的な利益を出すこと」だと答えるだろう。
なぜなら社会の課題を最短距離で解決する手段が商売であるという前提ならば、それが社会から認められる=利益という指標で測れるから。
つまり利益を出すということは社会、つまり自分を必要としている人々への貢献があってこそ実現されるものだ。
ちなみに一瞬儲かるビジネスではそのようなことを考えなくても成り立つ場合がある。ただ「継続的」することはなく、いずれ廃れていってしまう。
ということを考えたときに、商売とは「他の人の成功を手助けした時」に成功していくのではないだろうか?
ちなみに人によって「成功」の定義は異なるので、その点を理解することも大事だということも付け加えておく。
誰を成功させたいか?
というところまではよくある話だと思うが、意外なのは、成功させるのに相応しい人を相手にする必要があるということだ。
つまり、この人は幸せになる価値がある!って思える相手に商売をしないと、自分が成功するのは難しい。
なぜなら相手の継続的な成功があってこそ、自分の継続的な利益になるからだ。
これは商売の経験がなくても営業やCSの経験がある人ならわかるはずだ。
このお客さんを成功させたい!(カスタマーサクセスを実現したい)と思えない顧客は遅かれ早かれ必ずチャーンする。
つまりLose -Loseの関係にしかならない。
Win-Winの関係になるには、良いお客さんを持つことがとても大事な要素になるのである。
これは商売も全く一緒で、相手にするお客さんが良質であるほど、ストレスもないし仕事も楽しくなるし、継続的な利益も得られる。
それなので、この点はめちゃくちゃ大事なのだ。
ということなど、商売や仕事をしていくのに当たってのヒントを凄く分かりやすく解説してくれている本であるので、ぜひ興味があれば手に取ってもらいたい。
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