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世の中はクリエイティブで溢れていることを知る

先日ツイッターに投稿したこの動画。

長男がiPadを使って星の絵を描いている様子なのですが、なんと10万を超えるいいね!をいただいてしまい。これはもうバズと言ってもよいでしょうか。

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全体像、こんな感じです。最近ハマっている惑星や恒星。大きさ比較を描きたかったようですが、デジタルツールとはいえキャンバスサイズに限界があったようです。(途中からこれ以上大きくは描けない)

本当にたくさんの方に絵を褒めてもらい、息子も喜んでおりました、ありがとうございます。親バカではありますが、ぼくもこの絵がとっても良い!と思いましたので、iPadの中だけに納めておくのはもったいないと思い早速ポスターに。

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喜んでくれました!

常々、子のつくったものを形にする事は親ができる務めのひとつだと思っておりましたので、自分の得意分野で力になることができてよかったです。

するとたくさんの方からグッズにしてほしいとのリクエスト、ありがたいお声をいただきました。

いやぁ、息子の描いた絵でお金儲けなんてそんな…」などとは微塵も思わず、この勢いに乗れとばかりに、悪い親であるぼくはすぐさまその絵をグッズ化。

自分で買う目的もあって作りましたが、これまた思いがけずたくさんの方にご購入いただきまして、売上は数日間で◯◯万円…父より稼いだ息子(もちろん売上は息子のために取っておきます)。優しいSNSの世界を見ました、この場を借りて御礼申し上げます。

いろんなウェブメディアにも取り上げていただき、FNNの取材を通してなんとYahooニュースにまで載りました。息子よ、父だってそんなところに載った経験ないぞ、と。やったねおめでとう!


たくさんのお褒めの言葉や声援ともに、ご注意やご指摘いただいたこと(目への影響や姿勢、タブレットとの付き合い方など)もいくつかありました。すべて目を通し、真摯に受け止め改善できるところは対策していきたいと思います。

中には「子どもなんだから紙に描かせなさい」とか「アナログ画材の良さも伝えるべき」という声もありました。この動画だけを見て判断された方には、そう勘違いさせてしまったかもしれませんが、息子はもちろん紙にも描きますし、鉛筆もクレヨンもペンも絵の具も使いますのでご心配なくです。

デジタルがいいかアナログがいいか、もちろんどちらも良くて、子どもはそんなこと全然考えずにただ楽しく描いている ということです。

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(そして星の絵ばかりを描いているわけではない)


タブレットやスマホなどのデジタルツールを子どものうちから使わせることには賛否両論あり、今回この件を通して改めるきっかけにもなりました。数ある道具の中のひとつとしてうまく付き合っていけたらと思っています。

個人的な考えとしては「子どもにはまだ早い」と決めつけてしまうことは、こどもの力に制限をかけてしまうことにもなりかねないので、大人と同じものを使わせてみることも良いかなと思っています。実際なかなか侮れませんよ。

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世の中はクリエイティブで溢れていることを知る

子どもが絵を描いたり、なにかを作ったときには、それを大人の力で形にしてみるのはどうでしょうか。ポスターでなくともTシャツやバッグ、スマホケースなど、最近では1点からでも作ることができるサービスもたくさんあるので便利です。

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これは2年ほど前になりますが、息子が絵の具で描いた文字をプリントTシャツにしたときの写真です。こうして自分の作ったものが形となり、喜びになる、その反応こそがさらなる制作意欲を沸き立たせてくれることでしょう。

こんなふうに作品が生活の中に取り入れられるということがわかると、同じように身の回りにあるものはすべて誰かが作ったものなのだと気がつけるようになります。

玩具もそう、絵本もアニメーションも、人の手によって生み出されていると。世の中がクリエイティブで溢れていることを知れば、これまでとは違った視点で物事を見られるようになり、そこから何かを得たり、共感したりして考え方が大きく広がるのではないでしょうか。


子どもがクリエイティブなちからを伸ばせるとき

ぼくが考える ”子どもがクリエイティブなちからを伸ばせるとき” とは、大いに力を発揮できる環境で、喜びや目的を持ってものを作っているときだと考えます。

そして大人はそれをよく見てあげて、いいところをどんどん褒める。これに尽きると思います。ぼく自身小さい頃は絵を褒められるのが何よりうれしくて、明けても暮れても絵を描いたものです。それがこうして大人になり職に就くまでなるのですから、褒めてみるものです。

そして今日もまた、ぼくの仕事部屋で大いに力を発揮する息子。そう、そのiPadはそもそもパパのものだぞ。とどまるところを知らないクリエイティビティ。お仕事の納期が迫ろうとも、ぼくはそれを優しく見守ってあげなくてはと、ひたすら褒めながら終わるのを待つのでした。でももうそろそろ、代わってくれないかな……?


息子は今日もまた絵を描いています。


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