東北沿岸部の Next ステージ
「覚えていますか? あの日の事」
どうも、さいさんです。
今日も番外編ですいません(;'∀')
2月5日の地域おこし協力隊・全国研修の登壇前に、2011年当時から自分が支援で回っていたエリアを巡ってきました。
最初に向かったのは、陸前高田・大船渡エリア。
スリーピークス・ワイナリーを営む及川さんに久々にお会いしたく車を走らせてもらいました。運転手は、昨年はまだ信州大にいた自慢の娘(のような)の一人。
彼女は信州大学時代から松本空き家プロジェクト等で活躍していて、新卒入社1年目にちょうど宮城県への配属。当時の事を知りたいと運転手役を買って出てくれました。独身なのに親娘デートの父親気分満載です(笑)
節分の日の神事渋滞もあって時間に遅れてしまいましたが、及川さんがやさしく出迎えてくれました。ありがたい・・!
☆☆
及川さんと始めてお会いしたのは、陸前高田で行われた東北オープンアカデミーの一期でした。
陸前高田でのグループは、現在のポケットマルシェの高橋博之さんやめぐるの貝沼さんら個性的なメンバーで、当時の学生枠だったふくきょんちゃんも今は故郷の新潟・三条で活躍中とおよそみんな元気です。
それから数年の月日を感じない。
その空気感が安心で最高です。
☆ 正論よりも先に「信頼」関係を築く「行動(態度)」から
こうして共通の体験をする。同じ時間を過ごす。
それこそ先の研修でも話しましたが、この時間は人の「信頼関係」をすごく耕します。
遠く離れても、会えない日々が続いても。こうして会えばすぐに落ち着いた、穏やかな空気で話し合える人がいる。
これは、人生の大切な「財産」に他なりません。
そして、この関係性を耕していく為にも謙虚さや相手へのリスペクトは欠かせないことも重要です。対等、安心、安全。その為の大前提ともいえるでしょう。
☆ 一歩進む勇気の人々とつながっていく
2011年から10年という区切りの日もカウントダウンになってくる中、自然と話は「未来目的」になっていきます。
「目的思考」の人と話すのは、会話を楽しく過ごすポイントです。
人は未来目的という「願い」に紐づいている時にはご機嫌になるものです。
一方で過去原因の「反すう」をしていると疲れてきます。
ましてや嫌な事を思い出したり、増幅して追体験してしまうと、どんどん不機嫌になってしまいます。
確かに支出縮小を「絶対正義」と掲げる今の財務省は、この風景を見ても財政出動をすることはないでしょう。予定通りに2020年には復興という名のインフラ支出は終わりを遂げる可能性が高い。
けれど、そこを嘆いたり恨んだり。
戻せない過去を見て文句を言っても明日は変わりません。
それよりも、今を生きる人が、この現在からいかによい明日へと向かっていくか。
その一歩に向かう素晴らしさは、僕が2011年当時の現地の方々から受け取った大きなギフトの一つです。
☆ 小さな進捗の力を信じる
ここに「現実楽観」という目標達成の本質があります。
言葉だけ使ってポジティヴありきみたいな怪しい人もいますが、実際には、
① ありのままの現実を受容する。
回避能力における観察、分析を徹底的にネガティヴに使い、数値化して、その現実をありのまま受け入れる。
② 未来に対しては楽観し、夢や願いを描く。
獲得能力を駆使して、徹底的にポジティヴに使い、想像し、制限のない願いを描き「視える化」する。
③ 現実から未来への計画を策定し、実行する
出てきた現在と未来を俯瞰して、明日への一歩を計画し、実行する。
計画においては必ず障害となりうる可能性を徹底的にネガティヴに洗い出しておき、その対策をたてる。
というプロセスになります。
そして、このプロセスを支援するのが、自分がプロコーチとして得意としている「WOOP」モデルになります。
人は一人ではどうしても自分のマインドセットの癖にとらわれてしまい、同じ失敗や見過ごしをしてしまいやすいものです。
しかし、誰かに話したり、誰かからいつもとは違う視点、考え方を受け取るとよりよい未来へと進む道をみつけることが出来ます。
*体験ご希望の方はコメントかメッセージにて。若干名を2月か3月の枠で対応させて頂きます。
☆ 次の時代へと
及川さんとも話をしていて、あるいは陸前高田、気仙沼、南三陸、女川といった各所でも次のステージという状況を肌で感じる、話が深まっていく事が多くなってきたように思いました。
「復興」という言葉が終わり、次に来るこの地域の未来とその暮らし。
昔は力が及ばないと感じる事も多かったのですが、今は一緒に何かやれる、お手伝いできるかもしれないと思う自分がいます。
その意味では「成長したのかな」と自分を振り返る時間にもなりました。
及川さんが仕掛ける次の一手は、現在クラウドファンディングで進行中。
3000円からと格安で共に進む機会を設けてくれていますので、良かったら、こうした機会から次の時代を共に見て、歩んでいくのはいかがでしょうか?
もちろん、どこにいても、どんな時も、どの未来を選択するかはみなさん自身です。
ではでは!!
ありがとうございます。頂きましたサポートは、この地域の10代、20代への未来投資をしていく一助として使わせて頂きます。良かったら、この街にもいつか遊びに来てください。