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投資詐欺の種類について

今日は投資詐欺の種類について詳しく見ていきます。

投資詐欺は形を変えながら進化し続けていますが、基本的なパターンを知っておくことで、被害を防ぐことができます。

1. ポンジ・スキーム

最も代表的な投資詐欺の一つです。

高利回りを約束して投資家からお金を集め、新規投資家のお金で既存投資家に配当を支払う仕組みです。

実際の投資活動は行われず、新規投資家の資金が枯渇すると破綻します。

FX自動売買詐欺が有名です。

プロのトレーダーが2名体制で24時間管理している、または専用のAIが常に動いている、などといいリスクがないことを強調します。

2. 不動産投資詐欺

確実な収益が得られると謳って資金を集めますが、実際には運用されず、約束されたリターンも得られません。著名人が被害に遭った事例もあります。

対面では交流会、カフェ会、合コン、マッチングアプリ、社会人サークルなど人と交流できる場に紛れ込み、後日、個人的に会う機会を作り提案することが多いです。

ネットの場合はインターネット広告、InstagramなどのSNSアカウントからの勧誘DMやSNS広告などからセミナーや相談窓口に申し込み被害にあいます。

ネット広告はお金を払えば誰でも出すことができるためすぐに信頼することは危険です。

3. 海外資産関連の詐欺

海外取引所のFXや保険、土地、暗号資産などを利用した詐欺です。

「儲からなければ返金する」と約束しておきながら、実際には儲からず、返金にも応じないというトラブルが多発しています。

4. 私募ファンド・プライベートバンク詐欺

少数の投資家や富裕層を対象に、高利回りを約束して資金を集めます。

しかし資金が集まったところで音信不通になるケースが多いです。

5. 未公開株・新規公開株詐欺

「上場確実」「必ず儲かる」などと言って未公開株や新規公開株への投資を勧誘します。

しかし実際には価値のない株式を高額で売りつけるだけです。

未公開株などは元々強い人脈がある人間や、未公開株を紹介することでその人と良好な人間関係を構築したいから紹介することが多いものです。

知り合ったばかりの他人、しかも一般人に紹介するメリットはありません。

夢を見させてお金を奪い取るという悪質な手法です。

投資詐欺の共通点

1. 流行のテーマを利用して安心させる

2. 「今だけ」「期間限定」などと焦らせる

3. 高利回りを約束する

4. 元本保証をうたう

5. 知人や芸能人の名前を利用する

6. 詐欺師内でリストを共有される
 被害回復型詐欺(被害者に対して「被害を回復するための手続きを行う」と偽り、さらに資金を要求する)や二次被害(過去に投資詐欺の被害に遭った人を再度狙う手口)の注意が必要です。

投資詐欺から身を守るために

1. 金融庁に登録されていない業者からの勧誘には注意する

2. 「必ず儲かる」「元本保証」などの甘い言葉に惑わされない

3. 未公開株や私募債の取引には特に注意する

4. 焦らされても冷静に判断する

5. 少しでも怪しいと感じたら、すぐに相談窓口に連絡する


投資詐欺は巧妙化していますが、基本的な知識を身につけ、冷静に判断することで被害を防ぐことができます。

怪しいと感じたら、すぐに専門家や相談窓口に相談しましょう。

消費者ホットライン188

消費者ホットライン - 消費者庁

消費者ホットラインの概要

- 電話番号: 188
- 目的: 消費者トラブルに関する相談を受け付け、最寄りの消費生活センターや相談窓口を案内します。

使い方

1. 電話をかける
   - 188に電話をかけると、相談窓口につながります。

2. 郵便番号の入力
   - 通話中に郵便番号を入力することで、近くの消費生活センターを案内してもらえます。ただし、電話の市外局番ではなく、郵便番号を使用してください。

3. 相談内容の説明
   - 自分の相談内容を具体的に説明します。詐欺や悪質商法に関することも含まれます。

4. 通話料金
   - 相談は無料ですが、相談窓口につながった時点から通話料金が発生します。携帯電話の定額サービスでも別途料金がかかる場合があります。

5. バックアップ相談
   - 消費者ホットラインが話中の場合は、国民生活センターの「平日バックアップ相談」(電話番号: 03-3446-1623)も利用できます。受付時間は平日の10時から12時、13時から16時です。

警察庁総合相談センター: #9110

警察庁総合相談センターの「#9110」は、詐欺被害やその他の相談に対応するための専用電話です。以下はその詳細です。

概要

-電話番号: #9110
- 受付時間: 平日 午前8:30~午後5:15
- 土日・祝日および時間外は、24時間受付体制の一部の県警を除き、当直または音声案内で対応します。

相談内容

- 詐欺被害に関する相談が可能で、必要に応じて被害届の提出方法や対応策を教えてもらえます。

- 相談者の不安を解消するために、専門の相談員が対応し、必要に応じて関係する部署に連携して対応します。

利用方法

- 全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部の相談窓口につながります。

- 通話料は利用者負担となります。


投資詐欺、悪質なネットワークビジネス、悪質な起業塾を判断するための方法について簡単に解説した動画はこちら↓

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