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いいのかなあ? 雲南百薬

フランス式ハーブファスティングという頭脳的効率的な断食方法がありまして、そのやり方は、noteの同志の方々のブログに詳しいと思います。

簡単に説明いたしますと、月一回ハーブティーとそれぞれの内臓のデトックスに特化したハーブ・カプセルが送られてきて、ネット上のビデオで、その日数に合わせたやり方を学習してから、コーチの方と相談しながら始めます。

ルールは、朝は塩レモン水、昼は自作のコールドプレスジュース、夜はオリジナルスープで、固形物と体に悪い飲み物以外の液体なら何を摂ってもかまいません(酒、豆乳、牛乳は不可)。当然、水とハーブティー、ハーブ・カプセルも飲みます。

ここから、表題の話です。雲南百薬は、我が家の庭に大量に繁殖しておりまして、ジュースにもスープにも使えるわけです。普通、葉は、さっと塩水で湯がいて、水にさらしてから酢醤油などでいただきます。むかごは、てんぷらがいいでしょう。

雲南百薬は、栄養満点ミネラル豊富で、効能も半端ない万能薬です。自信のなくなりつつある中高年の皆さんは、高いサプリに騙される前に、植木鉢に雲南百薬を植えてお試しあれ。

野菜が高騰して、庭に生えているものをよく消費するようになったのですが、雲南百薬の葉っぱをコールドプレスジュースにすると、どうなるか?

アロエやバナナは、全部カスの方に流れたのですが、雲南百薬は違います。たっぷりとエキスをジュースの方に流してくれます。

で、飲んでみますと、触感がまるで山芋です。トロトロなので噛んでから飲み込みます。

これって、ハーブファスティング的に反則じゃないのかな? と思った次第です。ただし、あまり量は飲めなくなります。


フランス式ハーブファスティングは、デトックスしたい方にお勧めです。たった3日のファスティングで腹ポッコリはなくなります。

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今日は一気に長いの行きます。第七場と第八場は中高年の男性の方やお父さん方に読んでいただきたくて書かせていただいたシーンです。

【第八場…三人旅】

《E氏→YOU CAN! いいじゃん!♪ ディズニーのアニメ風で凝っているね》

 詩人じいちゃんも加わって三人の旅がはじまりました。歩くとき、詩人じいちゃんは ぶつぶつ何か言っています。
「詩人なのに、詩を書かない。詩人のくせに、詩をかかない。詩人だけど、詩を書かない。詩人だから、詩を書かない。これ、詩人の自信」
 あいかわらず、詩人じいちゃんは、食べなくても平気だと言いながら、ありがとう星人のおじさんから食べ物をもらって食べ続けています。わたしは このおじいちゃんが あまり好きではありませんでした。だって、何にもしないくせに、プライドばかり高くって、わたしには、いばって見えるのです。それでも、ありがとう星人のおじさんは、ニコニコしながら食べ物を運んでいました。
 日がどっぷりと暮れて、三人は小高い丘に泊まることにしました。ありがとう星人のおじさんは、大きなドームみたいになって、詩人じいちゃんを夜露と風から守ってあげます。或る晩、わたしは、眠っていたのですが、
「あーあ!」
 という大きなため息を聞いて目が覚めました。目を凝らすと、詩人じいちゃんがヒザをかかえて座っています。それは 詩人じいちゃんのため息でした。詩人じいちゃんは、ぶつぶつとひとり言を言っています。
「『詩人なのに、詩を書かない。詩人のくせに、詩を書かない。詩人だけど、詩を書かない。詩人だから、詩をかかない。これ、詩人の 自信』何が詩人の自信だ。わしは、いい年をして、いままで人からゴハンをもらってばかり、何の役にも立ったことがない。こんな人間に生きてる価値があるもんか」
 朝になり、また三人の旅が始まりました。いつも、自信満々だった詩人じいちゃんが元気ありません。ちょうど崖の横が日陰だったので、きょうは早めの休憩をとることにしました。今日は、おじさんがいくら勧めても、詩人じいちゃんは、ゴハンを食べようとしません。そのうち、またぶつぶつと始めました。
「詩人なのに、詩を書かない。詩人のくせに、詩をかかない。詩人だけど、詩を書かない。詩人だから、詩を書かない。これ、詩人の 自信」
 すると、ありがとう星人のおじさんが、詩人じいちゃんの肩をトントンとたたきます。そして、崖のほうを指さしました。
 指さす方を見ますと、崖の下の方に、詩人じいちゃんの似顔絵を描いた石があります。いつのまにか、ありがとう星人のおじさんが、描いたみたいです。わたしたちが、その絵を見ていると、指さした指が伸びていきました。そして、詩人じいちゃんの似顔絵の描かれた石を取ってしまいました。
『コロゴロッ』
 上から小石が転がってきました。すると、どうでしょう。ゴーッという音とともに、大きな崖が崩れてしまいました。もう、わたしも詩人じいちゃんもビックリ。ありがとう星人のおじさんだけが、ニコニコしています。
すると、
「うわーーっ!」
 急に詩人じいちゃんが大声を出して泣きはじめました。
「ありがとう。ありがとう。ありがとう…」
 泣きながら、ずっと言っています。ありがとう星人のおじさんの体が、キラリンと光りました。詩人じいちゃんは、続けます。
「わしみたいなのでも 何かの役に立ってるって言ってくれてるんじゃろ? ありがとう!ありがとう! ありがとう! ありがとう! ありがとう!」
 すると、ありがとう星人のおじさんは、五人に分かれました。
「アリガトウ」
 五人になったありがとう星人のおじさんは全員が右手を網にしました。五人のおじさんは、網で空中の何かを捕まえようとしているみたいです。五人とも網の中がパタパタしはじめました。おたまじゃくしみたいなのが、たくさん入っています。

 それはオンプ虫という虫でした。五人のありがとう星人のおじさんたちは、砂の上に五本線をひいて、オンプ虫に息をふきかけて放します。すると、オンプ虫たちは ゴソゴソ這いまわって五本線の中におさまりました。
 それから、五人のありがとう星人のおじさんたちは、網を楽器に変えました。黄色いチェロと黄色いベースと黄色いタイコと黄色いギターと黄色いピアノです。そして、五人のおじさんたちは、それぞれの楽譜にしたがって音楽を奏ではじめました。そして、詩人じいちゃんにこう言います。
「アリガトーウ」
「アリガトーウ」
「アリガトーウ」
「アリガトーウ」
「アリガトーウ」
 少しずつ音階が上がっています。最初、えっ?という顔をしていた詩人じいちゃんでしたが、ハッとした顔になると曲に合わせて歌いはじめました。


♪詩人なのに 詩を書かない
詩人のくせに 詩を書かない

何より守りたい 自尊心
おなかがすいても やせがまん

詩人だけど 詩を書かない
詩人だから 詩を書かない

けなされない 書かない詩
でも生きざまは 恥さらし

やってみなけりゃ わからない
デモやらないから わからない

もらった名前と同じ
名乗るだけで詩人

(間奏)

思い通りには いかない
なるようにしか ならない

それでも それでも 詩人は詩人
根拠のない 詩人の自信

根拠のある自信
自信うすいやつの自信

生まれただけで 勇敢
言ってみるだけで 勇敢

YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN! いいじゃん! YOU CAN! いいじゃん!
YOU CAN!


 歌い終わると、詩人じいちゃんは若者になっていました。詩人じいちゃんは、実際は若いのに、あきらめの心に合わせて年をとっていたのです。その若者は、五人のありがとう星人のおじさんの手を握りながら、
「ありがとう。やっと、この詩人にも目標ができました。ぼくは、あなたみたいになりたい」
 と言いました。五人のありがとう星人のおじさんは、ハモって言いました。
「アリガト~ウ♪」
 詩人さんは続けました。
「東の方に行きたい島があるんです。昔から、立派になった人たちは、みんなその島に行って修行して立派になりました。そこで、ぼくも修行して、あなたみたいに、自分を信じられる人間になります」
 ありがとう星人のおじさんは、一人の体に戻って言いました。
「アリガトウ」


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