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第二十六話 「都会に向かった僕たちは、そこで『何か』を掴めると思っていた。」その理由。


なぜ東京にいる大学生(に限らずですが)は、
「なにか」を探し、
心の中の「足りないピース」を探しているのか?
CMSPを通して、その答えが少し見えた気がする。

「そもそも東京に上京する大学生は、
何かを求めて地元から飛び出し、東京にいく。
そのハングリー精神が、学生団体の立ち上げや
様々な活動につながる。
地方の大学には学生団体とかがなく、
活動が活発じゃないのはそういう理由かも」と。

僕もその1人。
つくばで生まれ育ち、何不自由ない暮らしをしていたが、
「東京にいったらもっとおもしろいんじゃないか」
そんな気持ちで上京した。

また田舎の出身の人達は、
「東京にいけばなんとかなる」と思って、
上京したりすると聞く。
でもそんな僕たちだからこそ、
なんだかよくわからないけど、「何を」を求めている。
毎日刺激的で、なんでも在るように感じる東京。
しかしそれでもなにか満たされない。
東京で「何かが」見つかると思っているけど、
なかなか見つからない日々に悶々としています。

 広田町に来て思う事、それは、
「東京にいるだけでは見えない事があった」ということ。
圧倒的に違う価値感に触れる事で、世界の見え方が変わる。


これって海外に行った人と同じなんだなと。
海外にいった人たちは多くの学びをもって帰ってきて、
新しいフィルターで日本を見る。
そして日本にずっといるだけでは、
見えなかったものが見えるようになるのは事実だなと思う。
(僕自身も海外留学していた)

僕が思うのは、3〜4カ所ぐらいに住めば、
かなり世界の見え方が変わるのかなと思う。

地元と東京、もしくは都会の2カ所だけでは、比較対象が少なすぎて、
フィルターを変えていく事まではいかないのかも・・・と。
だから東京にいるだけでは見つからないのだろうと思う。

今いる環境から飛び出すこと。
それは多様な価値観に触れる事。
東京だけで見つからないのであれば、
環境を変えてみる事で見つかるかもしれない。

見つけたら東京で実践していくのもそれもいい。
まずは自分の枠から飛び出していくことが、大切で、
だからこそ、この町に都会の若者が来て、
学ぶことが多いのだと思う。

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