第二十七話　任意団体から特定非営利活動法人に！

「この町の根本的な課題を、事業を通して、解決していきたい。」
この覚悟とともに、
2013年6月18日に僕たちは任意団体から特定非営利活動法人となった。

僕が起業を意識してから、早4年。
ようやくスタートラインに立つ事が出来た。
そして事業も少しずつだが、リリース出来るものが増えてきた。
そしてリリースした事業に関しては、本当に愛着をもって、
子供のように育てていきたいと思っている。

「ようやくNPO法人になったんだ。」
「事業に愛着なんてもつな。」

そんな言葉も聞こえてきそうだが、
僕はそれでも4年経ってできたこのNPO法人SETと、
移住してからできた事業に関して、
愛着をもって進んでいきたい。
それがこれからの生き方の一つになると思うから。

事業に愛着をもつなというのは、
あくまで「儲かるか？儲からないか？」で考えるからだと感じる。
だからそのような事業を創る時は、
まずはビジネスモデルありきでスタートしていく。
しかし僕たちの場合は、
まず目的を定めて、それを解決するための
小さい一歩をスタートさせ、
そこからビジネスモデルを描いていく。
まったくやり方が、違う。

今までのビジネスの論理とは違うのかもしれないが、
僕たちは新しい時代を新しい方法で作ろうとしている。
NPO法人になったからこそ、焦らずに着実に進んでいく。