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第二十五話 交流が、「町民=ファンを増やす担い手」にしていく。

CMSPは2017年春までに合計20回、
200名以上の大学生が参加してくれた。
(新型コロナウイルスの拡大前まで、2019年夏まででは、
合計55回、700名以上の大学生が参加してくれました。
このストーリーを書いている当初は2017年の夏前です。)

「大学生が1週間、広田町で過ごす意味ってなんなのか?」を
ずっと考えてきたが、一つには、
「広田町の皆さんの楽しい思い出」
を作り出す事なんだなと思っている。

「こんな大学生がきてくれて、こんな話をしてね〜」とか、
「一生懸命広田のためになる事を考えて、こんなことを一緒にしてね〜」とか。
そういう話を楽しそうな顔をして話してくれる広田の人を増やして。
それによって、
「あ、そんなに楽しいんだったら私も今度話してみようかな」
って思う広田町の人が増えて。
結果として、多くの広田の人が若者たちと話して、交流するようになって。
それによって、広田町に若い人が着続けるようになって、
町が元気になっていく。
町の人たちは気づけば、外から若者を呼び込んで、
広田のファンを増やす事や外からの移住者を増やす担い手になっていくんだなと。

そして、こういう風になるためには、
「大学生と一緒にいる『今』この空間が楽しい!」
っていうのが大事で、
それがあることで、
「明日もあの子たち来てくれるかな」とか、
「1ヶ月後にまた会いに来てくれるかな」って、
だんだん明日に期待をもって、
楽しみになって生きて行く人がふえるんだろうなぁ〜と思った。

町の課題解決のアクションの質ではなくて、
その想いがまず大事なんだと思う。

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