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深津 貴之 (fladdict)
2020年5月6日 10:25
中国の兵法書、孫子はとても面白い本です。もともと兵法書は、戦争に勝つための教科書です。ところが孫子では、「戦争はやらないほうがよいよ」という言葉が、何度も繰り返し語られます。そもそも書の冒頭から、「戦争すると死んだり国がなくなっちゃうかもしれないし、お金もすごいかかるから、気軽にやっちゃだめだよ」ではじまりまるほど。だいぶ異端の兵法書なんです。さらに言えば、孫子では勝利すら否定します。