第94回アカデミー賞確実部門受賞予想
みなさんこんばんは。
いやー、アカデミー賞、やりましたね！
この記事では全部門ではなく、「受賞確実」という部門のみ書いていきたいと思います。
監督賞
◎ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』
批評家賞をほとんど全て受賞、GGを受賞し、BAFTA、DGA、BFCAと全てでノミネートを受けています。女性監督支持の流れ、『ピアノ・レッスン』で既にノミネート経験があること、作品評価と全てにおいて隙がありません。
助演女優賞
◎アリアナ・デボース『ウエスト・サイド・ストーリー』
ジュディ・デンチ『ベルファスト』
キルスティン・ダンスト『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
ジェシー・バックリー『ロスト・ドーター』
アーンジャニュー・エリス『ドリームプラン』
ここも批評家賞を快走、GGで受賞しています。作品評価やクィアであることなど最近の流れからみても間違いなさそうです。
助演男優賞
◎コディ・スミット＝マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
ジェシー・プレモンス『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
シアラン・ハインズ『ベルファスト』
Ｊ・Ｋ・シモンズ『愛すべき夫妻の秘密』
前哨戦ほとんど全て受賞していますし、作品賞本命作ということもあり今の勢いだと間違いないと思うんですが、ジェシー・プレモンスが入ってきたことにより票割れが起こる可能性が浮上。そうなるとトロイ・コッツァーにもしかしたらいくかも？いや、でもマクフィーじゃないかなあ。
国際長編映画賞
◎『ドライブ・マイ・カー』（日本）
『Flee』（デンマーク）
『The Worst Person in the World』（ノルウェー）
『ブータン 山の教室』（ブータン）
『The Hand of God / 神の手が触れた日』（イタリア）
これはもう間違いないでしょう。GGも受賞していますし批評家賞もほとんどとっています。4部門ノミネートというのもその人気の証でしょう。
長編ドキュメンタリー映画賞
◎『サマー・オブ・ソウル（あるいは、革命がテレビ放映されなかった時）』
『Attica』
『Ascension』
『燃え上がる記者たち』
『Flee』
これも『サマー・オブ・ソウル』で決まりでしょう。ライバルは『THE RESCUE / 奇跡を起こした者たち』だったのですが、落選してしまったため独走状態に入るでしょう。私自身先ほど鑑賞したばかりなんですが、音楽ドキュメンタリーでもあり、社会派ドキュメンタリーでもあり、本当に意義深く面白い作品でした。
衣装デザイン賞
◎『クルエラ』
『ナイトメア・アリー』
『シラノ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
『DUNE / デューン 砂の惑星』
ファッション業界の話でもあり本当に衣装が素晴らしかったのでここは『クルエラ』でしょう。衣装が主役の映画というのは今回これだけですしね。
歌曲賞
◎「No Time to Die / ビリー・アイリッシュ」『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
「Be Alive / ビヨンセ」『ドリームプラン』
「Dos Oruguitas / セバスチャン・ヤトラ」『ミラベルと魔法だらけの家』
「Down to Joy / ヴァン・モリソン」『ベルファスト』
「Somehow You Do / リーバ・マッキンタイア」『フォー・グッド・デイズ』
まあアデルの「スカイフォール」の流れもありますし、ビリー・アイリッシュ自体の人気を加味しても間違いないんじゃないでしょうか。13回目のノミネートで未だにとれていないダイアン・ウォーレンの「Somehow You Do」というのもなくはないですがいかんせん作品力が弱すぎます。
短編ドキュメンタリー映画賞
◎『オーディブル : 鼓動を響かせて』
『私の帰る場所』
『ベナジルに捧げる3つの歌』
『The Queen of Basketball』
『When We Were Bullies』
短編は予想しにくいのですが、このうち『When We Were Bullies』以外の4作品を観ています。その中でも最も優れていて、今日的テーマでもあるのは『オーディブル』だと思います。『コーダ あいのうた』との関連もあり、またNetflixで観られるという観やすさからも堅いと思います。
ということで今回は組合賞を待たなくても確実と言える部門を紹介しました。一番混迷を極めているのは昨年同様主演女優賞でしょうね。本当に誰がとるか分からない。
組合賞が発表され、他の重要賞も発表されたら最終予想をまた書きます。今回も読んでいただきありがとうございました！