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北海道神宮、札幌護国神社

こんにちは、こんばんは。鉄舟です。

昨日は、4:30に小樽に着きました。

朝の小樽はちょうどいい氣候で、氣温も湿度も空氣のきれいさも最高でした。

到着が朝早い時間帯だったので、札幌に向かう電車がなく、開いてる店もなかったので、近くの公園のベンチでこれからの計画を練ってました。

今日以降、レンタカーで移動しようと思いつつ、「前日や当日でも借りられるやろ」と思っていましたら、どこのレンタカーも予約が一杯でした。世の中甘くないですね。。。

早朝は焦りに焦りながら、バスを使えば安く行きたい場所へ行けることを確認し、どうしようもないところは現地のレンタカーをちょろっと借りる方針で、事なきを得られそうでした。事前に計画練って準備するのほんまに苦手です。。。

まぁ、まだなんとかなってるんで、よしとします笑


はい、本題に入りたいと思います。
旅の予定としては、

7/29 早朝 小樽 → 札幌 (昨日)
7/30 札幌 → 樋口季一郎記念館 → 留萌 (今日)
7/31 留萌、三船殉難事件慰霊碑 → 稚内
8/1 稚内 真岡郵便電信局事件慰霊碑等 → 旭川
8/2 旭川 北海道護国神社等 → 小樽でフェリー乗船
8/3 夜 舞鶴に到着
8/4 舞鶴 引揚げ記念館 → 帰宅

実は、昨日の朝8:30頃にアップした記事は、一昨日フェリーの中で書いたものでした。

本当はその日中に文章書いてアップしたいところなんですが、夜にあらかた書いて、翌朝に文面見直してからアップしがちです。


昨日の話の続きをします。

小樽から札幌に移動した今日は、北海道神宮、札幌護国神社で歴史のお勉強をしてまいりました。

北海道神宮

大学/大学院生時代、北海道神宮には何度も足を運びましたが、北海道の歴史を巡る上でここは外せなかったです。

北海道神宮は元々、明治3年5月に、開拓三神と呼ばれる開拓・発展の守り神、大國魂神、大那牟遅神、少彦名神の三柱を祀る神社である札幌神社として建てられました。

その後、昭和39年に、開国の礎を築いた明治天皇が増祀され、北海道神宮となりました。 (北海道神宮HP参照)

北海道神宮境内には、末社として、開拓の際に殉死された御霊や、北海道発展に大きな貢献をした御霊が祀られている神社があります。

開拓の功労者を祀る開拓神社、比較的大きな危険が伴う鉱業の殉職者を祀る鑛霊 (こうれい) 神社、北海道の経済発展に寄与した北海道拓殖銀行の永年勤務功労者を祀る穂多木 (ほたき) 神社など。。。

北海道神宮内  開拓神社御由緒


北海道神宮の末社の御由緒を読むことで、少しだけですが、開拓の困難さを垣間見れる氣がします。

いつもは、北海道神宮本殿と末社を参拝して終わっていたのですが、人目のつきにくいところに「樺太開拓記念碑」なるものを発見しました。



北海道神宮内 樺太開拓記念碑。見つかりにくい場所にありました。


碑文には、1806, 1807年にはロシアから樺太? への攻撃があり、国を守る為に樺太開拓が江戸時代から行われていたこと、太平洋戦争終戦間際には樺太はだいぶ栄えていたことなど、樺太の歴史の要約が書かれていました。

江戸時代から既に、ロシアからの圧力があったことは驚きでした。

この碑文の内容をヒントに、改めて自分でも樺太について調べようと思います。


札幌護国神社

午前中に北海道神宮を訪れ、大好きな「らーめん五丈原」の重量級メニュー ますらおラーメン + チャーシューおにぎりでエネルギー補充し、北大植物園を寄り道してから札幌護国神社へ向かいました。

札幌護国神社は元々、西南戦争で亡くなった屯田兵の御霊を祀る招魂碑として始まり、日清戦争、日露戦争で殉職した英霊を祀る護国神社となりました。太平洋戦争後は、その殉職者の英霊も祀るようになりました。

札幌の忠魂碑や慰霊碑といったものにまつわる本を読んでいたとき、札幌護国神社に彰徳苑と呼ばれる石碑群があることを知りました。

札幌護国神社へは2, 3回だけ参拝したことはあるのですが、彰徳苑なるものがあることは氣づきませんでした。

札幌護国神社の本殿を参拝した後、ちょっと探したら彰徳苑が見つかりました。

彰徳苑には、西南戦争の招魂碑、日清・日露戦争、太平洋戦争の慰霊碑など、数多くの慰霊碑が建立されていました。

石碑群とそれぞれの碑文を読んでいると、北海道から多くの方が戦争に赴き殉職されていたことを知りました。

ノモンハン事件、支那事変、太平洋戦争のアッツ島玉砕など、北側で起こった戦いはもちろん、西南戦争や沖縄戦でも多くの北海道の人が戦場で散華されていました。

沖縄戦では、北海道出身の人が、沖縄以外の都道府県の中で一番殉職者が多かったそうです。

戦争の話になると、特に太平洋戦争では東南アジア中心に話が展開され、北側の戦いには注意は向けられにくい傾向があると思います。

慰霊碑の碑文には、北側の戦いのことが忘れられていくことを嘆き、歴史を後世に伝えるべく、石碑を建立した、との旨のものがいくつかありました。


札幌護国神社  彰徳苑内  北千島慰霊碑。太平洋戦争時の千島列島にまつわる殉職者の慰霊碑。


北海道全海軍英霊の碑。
北海道、千島、樺太にゆかりのすべての海軍関係戦没者および戦後の物故者の御霊を祀る。


このような歴史は、悲しい出来事なので積極的に知ろうとする氣持ちになりにくいかもしれません。

しかし、今の日本が、世界があるのは、国を守るために犠牲になった人たちのお陰なので、やはり、できる限り知ろうとすることは大切だと、改めて思いました。

どこかのタイミングで、自分で歴史の出来事をまとめて発信する、なんてこともできればなと感じました。


北海道一人旅で、札幌に滞在する唯一の日が今日だったのですが、全く狙ったわけではないのに、札幌一番の花火イベント「豊平川花火大会」の開催日でした。

北海道に6年住んでいたにも関わらず、一度も見てなかったイベントを偶然見ることができたなんて、私は本当に運がいいです笑

昨日の夜は花火を見て、北海道1日目は終わりました。


お昼ごはん。学生時代から大好きな、らーめん五丈原。
ますらおラーメン 800円 + チャーシューおにぎり 180円。
ボリュームありすぎて苦しくなりました笑。
札幌らーめんは五丈原一択です。


豊平川花火大会。
人が多すぎて、ゆっくりは見れませんでしたが、間近で見れたので迫力満点でした。


最後まで読んでくださってありがとうございました。




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