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ゲーム(eスポーツ)×田舎のコミュニティ

先日公開されたNewspicksのWEEKLY OCHIAI シーズン3『落合陽一〝ソーシャルゲーム〟を考える』。
「ゲーム(eスポーツ)」×「コミュニティ(まちづくり)」ということは、気仙沼eスポーツ・サークルを立ち上げる目的のひとつとして、ずっと考えていることで、そのものずばりの内容に会員登録までして見ましたが、大変興味深い内容でした。
落合陽一氏が、MTGの世界ランカーだったとはねぇ。

今夜はゲーム上に広がる仮想空間について考えます。 ゲームの難易度やインセンティブをどのように設計すれば、人が集まる空間として最適に機能するのか、未来の私たちのコミュニティのあり方をソーシャルゲームやオンラインゲームから紐解いていきます。
<ゲスト> 馬場 章(JIKEICOM Team Esports名誉学校長)
三宅 陽一郎(スクエアエニックス リードAIリサーチャー)
新 清士(よむネコCSO/Tokyo VR Startups取締役)
 香城 卓(DeNA『逆転オセロニア』プロデューサー)
引用:落合陽一〝ソーシャルゲーム〟を考える

ゲームデザインと街づくり

超少子高齢化の日本の中でも、最先端を行く東北地方。僕の住む宮城県、気仙沼市も例外ではありません。 
「移住定住」「交流人口」「観光DMO」などの掛け声むなしく、地域単位でコミュニティを維持していく事が、そう遠くない未来に限界を迎えることから逃れようにない現実と未来は、冷静に見据えないといけない。
そこで、オンラインで世界とも繋がることもできる「ゲーム(eスポーツ)」をキーワードにしたコミュニティといったものに、僕は可能性が広がっていると強く感じています。

動画の中で、 DeNA香城氏が、ソーシャルゲーム内の貨幣コントロール・課金の話でとして、(ソーシャルゲームの)コミュニティ内で経済を回している経験をしているという話は大変興味深いお話でした。
地元の気仙沼市では、復興予算を投入して進めているポイントシステム『気仙沼クルーカード』を官民挙げて推進していますが、今後の街づくりにソーシャルゲームのゲームデザインのエッセンスを取り入れたら、面白い試みになるかなと思います。
ただ、後述の硬直化の話にも繋がりますが、よむネコCSOの新氏が指摘している、「ポイントそのものの価値は妥当かどうか」「何にいくらポイントを付与する」といったような、ゲーム・バランス、パラメーター・チューニングの問題をどう考えるかは、課題となりそうですね。


「格差の硬直化」がコミュニティの崩壊を招く

ゲームが長く愛されるかどうかは、コミュニティが重要な要素で「強い人と弱い人」、「古参と新参」、「ガチ勢とエンジョイ勢」など格差・柵を発生させて、これがコミュニティを崩壊させゲームの終焉に早める要因となるのは理解できます。
そのためにゲーマーを飽きさせず、格差を硬直化させないようにゲーム・デザインとパラメーター・チューンナップが続けられるゲームが生き残るというのは、ゲームに限らず、他のサービスやコンテンツでも大事な要素だと思います。

先ほど挙げたポイントカードを例にあげると、「使う人(市民や熱心なリピーター)とあまり使わない人」「人気店とそうでない店」などの格差が生まれてしまう状況はあるわけで、いわゆる仲間内だけで盛り上がってしまうような格差の硬直化が生まれる懸念はあるでしょう。
お店を回ったり、イベントに参加していくらポイントを貰えるという視点から脱却して、「自己肯定感」を確立させるような新たなコンテクストを作る試みが、その硬直化を打破する糸口になったりするのかもしれませんね。
今後、「コミュニティ」と「自己肯定感」は、色々な場面や分野で取り入れられることになるであろう大事なキーワードでしょう。

100年続くコミュニティを作る

昨年の春に、何気に「eスポーツ」や「VR」「Vtuber」というキーワードに惹かれ、まずは自分でゲームをプレイするなど体験してみて、オンラインで国境も世代も越えて交流ができることを身をもって体感できたことは大きいです。
動画の中で新氏が語っていた『VRchat』でのバ美肉のような個人の意識の変容もまさにリアルタイムで体感しているし、VRになると肉体的に体を動かせた方が没入度が上がるのもよく理解できて、VRするとみんなでラジオ体操をはじめたり、ダンスを踊ったりしてますね。
いずれにしても、ゲームが長く愛され継続するには、没入度も然る事ながら、コミュニティの存在は重要であることは、たしかにその通りだと実感するところ。

先日、視聴した佐々木紀彦氏の「編集力セミナー」(これもなかなか興味深かった)の動画で「時代性」と「普遍性」が、今後大事と語っておられました。


時代性だけで走ると、いわゆる「一発屋」として消えてしまうので、古典などから「普遍性」を取り入れて融合させることで、10年、20年、100年と続くコミュニティができるのではないかと思います。

来年から本格的に5Gがスタートすることで、世の中が劇的に変化するとも言われているなかで、先端技術を取り入れながら伝統とか文化を取り入れて活用する事で、自分が楽しい世の中にしていきたいですね。
そのためにもゲーム(eスポーツ)の可能性や未来というものを自分なりに探っていきたいところですしもっと勉強しなければ。

自分が不勉強すぎて、知識や教養が足りず、動画を咀嚼しても噛み切れないので、もっとI/Oして自分をアップデートしていきます。

頂いたサポートは、MIEC(みちのくeスポーツサークル)の活動費として、地域を盛り上げるために使わせ頂きます!