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足こぎ車椅子「COGY」

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足こぎ車椅子とリハビリテーション

適用可能例

・脳卒中

・頭部外傷

・パーキンソン病

・脊髄損傷       ※足こぎ車いすセンターより

体幹の安定さえ得られていれば、足こぎ車椅子の大部分の駆動が可能。

その他には片方の手足が動くことが条件。


非適応例

・重度高次脳機能障害

・重度認知症

・強度の拘縮、疼痛


理学療法への取り組み

COGY実施後、中枢神経回路網が賦活され、歩行に必要な筋収縮パターンが効率的に得られるようになった報告や

4分間のCOGY実施後、脳血流速度が上昇し、運動機能が高まった報告がある。


「自分で動かしている」という実感

足こぎ車いすを200m移動させた力は、膝伸展運動を240回したことと同等の効果が得られる。

また、「自分で動かした」という感覚が一番に感じられるため、脳へ直接運動を学習させ、歩くというゴールが見えてくる。


COGYの特徴

心に与える影響

・笑顔が増える

・屋外に出る機会が増える

・日常生活に目標ができる


体に与える影響

・脳や脊髄の活性化

・自分の力で移動できるようになる

・日常生活で継続した運動ができる


リハビリの特徴

・軽度から重度の片麻痺患者まで乗れる

・脳卒中発症から2~3日で乗り始めることも可能

・「つらい」から「楽しい」リハビリへ


COGYに乗れば、、、

「歩ける」というわけではない。

脳に刺激を与え、人間本来の二足歩行へ繋げる可能性が広がる。

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