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歩行の評価

歩行の基本的評価(ローテク)

片麻痺患者における歩行速度と生活空間

0.8m/s以上:地域での移動可能

0.4〜0.8m/s:地域での移動に制限あり

0.4m/s未満:屋内移動


歩行耐久性

6分間歩行テストが有用。困難な場合は2分間歩行テストが信頼性が高い。



膝伸展パターンの歩行について

・中期膝伸展パターン(MSt以降に膝が過伸展する)

LRで前脛骨筋の活動が大きくなるが、拮抗筋の腓腹筋も活動が大きくなり、背屈モーメントが小さくなる

LRからMStにかけて腓腹筋と大腿二頭筋の活動が持続してしまい、下腿、膝を後方へ引く力として作用し、膝が過伸展する


・初期膝伸展パターン(LRで膝が過伸展する)

底屈位で接地してしまうため、LRで前脛骨筋の活動が高められず、背屈モーメントが小さくなる。すると、下腿が前傾せず、膝関節の過伸展に繋がる。

介入ではLRでのTAの筋活動を高め、背屈モーメントが発揮される状況をいかにつくるかが重要。


臨床での歩行トレーニング   に続く



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