片脚立位がしたいなら内腹斜筋を鍛えろ
片脚立位姿勢とトレンデレンブルグ姿勢での筋活動を比較した。
トレンデレンブルグ姿勢での内腹斜筋の活動は、片脚立位に比べ有意に低下した。
内腹斜筋は胸腰筋膜の外側裁線に起始を持ち、この筋肉の収縮で生じる張力は腰椎棘突起を接近させ、腰椎および骨盤を安定させるからである。
また中殿筋と大腿筋膜張筋がトレンデレンブルグ姿勢で片脚立位と比べ有意に活動が低下したことから、筋活動の代償として支持側外側の靭帯等で骨盤を保持している。
片脚立位の側方バランス維持のために、内腹斜筋と外転筋が協調して働くことが求められる。
参考文献 Trendelenburg姿勢の体幹筋活動特性 羽崎完 他 第49回日本理学療法学術大会
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