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大腿骨骨折と体幹

結論から言うと、大腿骨骨折患者に対し、体幹へのアプローチを行うと移動能力やバランス能力を改善させる。可能性がある。


方法

内腹斜筋、多裂筋、脊柱起立筋を鍛える。

座位で行う。股関節、膝関節は90°屈曲、足関節は底背屈0°。上肢は胸の前で組む。

PTはASISと腸骨稜の間から坐骨結節に向かって抵抗を加え、患者は骨盤正中位を保ってもらう。

抵抗は5秒を10回。これを③セット。

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体幹の固定性を得るためには腹筋群の求心性、遠心性収縮よりも等尺性収縮の方が有利との報告もある。

参考文献 大腿骨近位部骨折術後患者に対する体幹筋力増強練習の効果 鮫島純一 他 理学療法科学28 2013

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