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ロッカー機能!

Heel Rocker

踵接地時に衝撃を吸収する役割。

前脛骨筋の遠心性収縮と大腿四頭筋の遠心性収縮が同時に起こる。

ICでは膝伸展0°である。

遠心性収縮した前脛骨筋は同時に下腿を前傾させ膝を屈曲させる。

大腿四頭筋の遠心性収縮により膝屈曲のブレーキをかけ、膝屈曲15°まで許す。遠心性収縮が得られない場合は膝が過伸展する。


TA、Quad、Ham、脊柱起立筋などほとんどが遠心性収縮する。

適切なHeel Rockerには底背屈0度に配列されることが大事!

評価はHeel Rocker時の肢位である股関節屈曲30°、膝伸展0°での背屈角度を確認する。

底背屈0°にできない主な原因としてはハムストリングスが緊張し腓腹筋、足底腱膜が緊張する。すると踵骨、距骨が前に押し出され距骨のインピンジメントが生じる。


Heel Rockerと着座

着座は全ての伸筋の遠心性収縮による

着座で先に股関節屈曲してしまうと膝屈曲が得られにくい。

膝屈曲を得るためには前脛骨筋の遠心性収縮により脛骨を前に倒し、大腿四頭筋の遠心性収縮も加わりブレーキをかけながら膝屈曲をさせていく。

⇒これは立脚初期のHeel Rockerの衝撃吸収と同じメカニズムである!

つまり、きちんと着座ができないと立脚初期がうまく行えないということである。


Ankle Rocker

ヒラメ筋の遠心性収縮により前方回転にブレーキをかけ、速度を調節する。

Ankle Rockerでは膝伸展位をとる必要があり、これが大腿四頭筋の求心性収縮だとback kneeとなる。

Ankle Rockerがスムーズに行われるためにはHeel Rockerでの踵骨外側突起からの接地が必要となる。

全足底接地となると下腿の内旋が起こらず、第2中足骨は外側を向いたままスムーズな体の回転ができない。

Forefoot Rocker

立脚期で十分な滞空時間を稼ぎ、遊脚側が接地するまでの準備を行う時間を作れる。機能しないとLRが安定しない。

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