見出し画像

給食がなくなる日

未来へ引っ張られる感覚を大切にしながらも、「誰1人取り残さない」寄り添い合う、愛ある社会の構築を目指して②(令和2年5月質問内容要旨)


2、給食がなくなる日

新型コロナの禍は様々に飛び火しています。子どもたちの給食にまで・・・という内容です。(以下)

敢えて、「給食がなくなる日」とショッキングなタイトルをつけさせていただきました。 まずこれをご覧ください。(資料3⇩)

画像1


3月に関しては国から補償がでますが、4月と5月は今のところ補償がありません。高崎市と安中市が、4月8日からの休校延長が突然前日午後に決まり、このことで9500食のパンが廃棄処分になったという記事です。(なぜ廃棄しなくてはならなかったか?給食にしか使用できない脱脂粉乳が原因のようで、これも大きな「?」ですが)今回問題にしたのは契約と補償です。

新型コロナの影響で3月、4月、5月の休校で給食の食材業者は大打撃を受けています。3月に関しては国から補償がでますが、4月と5月は今のところ補償がありません。補償に関しては何の記述もない。

昭和時代に作られた契約書を読ませていただきましたが、売り上げは(納品数×単価)のみ、補償に関しては何の記述もない。

ということは、6月に学校が再開され、第二波が来れば、また同じことが繰り返される。そしてまた売り上げが立たなくなる。

この業界、右肩上がりの時代は良かったのでしょうが、もう児童数は減少していくことはわかっている、つまり「売り上げは増えない + 補償なし」で、先の見えない契約内容です。

既に給食事業撤退の流れは始まっています。
桐生市・みどり市のパンと米飯、33校分を納入されていた創業95年の藤屋さん。先日、社長にお話を伺いました。品の良いおばあちゃんでした。

食数は減少し、老朽化した設備の費用も捻出できない。何度計算しても合わずに4月27日に辞退届を提出し撤退されました。

利益が出なくてもこれは「教育の一環」だという意識で、愛をもって共に歩んでいた。(つもりだった。)
しかし、徐々に一業者として扱われ、今回も学校給食会や教育委員会は寄り添ってくれなかった。心が折れてしまったことが一番の原因だと話してくれました。

そして、今高崎・安中・富岡をはじめ西毛122校3万1千食を提供している、ある業者さんも撤退を検討しています。代わりの業者は簡単には見つからないでしょう。

先日、この休校中に子ども食堂が再開されたと聞き行ってきました。夕方17時くらいでしたがこのご飯が、今日の一食目だと聞き、給食の大切さその役割を改めて感じました。給食を守りたい。

Ⓠ貧富の格差、負が連鎖しているこの社会、給食を守ってほしい。
愛ある答弁を教育長お願いします。

教育長からは、真剣に給食をまもるとの答弁をいただきました。

業者、教育委員会、給食会、学校の栄養士さん、PTA、みんなで寄り添ってこの問題を解決に導いて欲しい。これからも経過を追っていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?