「片付け」という言葉の意味
ネットを見ているとこんなようなフレーズが目に入った。
・・・いや、いくらなんでもそれは乱暴すぎるだろ。意味を知っただけじゃ片付けられるようにはならないよね??
ただ、言葉の意味を知ることは大事なので、『片付け』という言葉について、改めて自分なりの考えを整理してみることにした。
そもそも「片付け」って?
「何をそんなアタリマエのことを」と突っ込まれそうだ。けどちょっと待って。よーく見てみると意外と深いんだから。
「きちんとした状態」は曖昧だ
「きちんとした」状態って何だ?よく考えてみると「きちんとした状態」ってものすごい抽象的な言葉だ。「片付ける=きちんとした状態にする」という意味はわかったが、果たしてこの意味を知ったところで片付けができるようになるだろうか?
・・・無理だよね???
なんで無理か?っていうと描けないゴールは達成できないから。「きちんとした状態」って人によって違うから具体的に表現できないのだ。
じゃあ、片付けの意味を汎用性のある表現にするとしたらなんとすればよいか。
それは「元の状態に戻す」だ。
使ったものを使う前の状態に戻すこと、それが片付けの本当の意味だ。
「片付いた」と言うための大前提
辞書で言うところの「片付け」をするためには、片付ける行為そのものではなく片付ける前の状態に依存する。つまり、
『使う前はきちんとした状態だった』
使う前がきちんとした状態であって初めて、使った後に片付けると片付いた状態となる。
使う前がきちんとした状態じゃないのに「使った後に片付けたらきちんとした状態になった!」なんてことはほぼ起こり得ない。
「片付け」という言葉はややこしい
元の場所に戻さない(戻せない)ことと、片づけてもきちんとした状態にならないことは別モノだ。これを分けて考えないと「片付けても片付けてもうまくいかない」状態に陥ってしまうことだってある。
「片付け」という言葉について、いちいちここまで説明するのは面倒くさいので、大抵のメディアではひとくくりになっている。
「片付け」の意味がわかっても残念ながらすぐに片付けられるようにはならないとやっぱり思う。だから、正直なところふんわりした言葉でなんとなくわかったような、その気にさせるような感じの表現をするのは好きじゃない(苦笑)。
ただ、意味を知っていればどこに片付けのハードルがあるのか、その理由を探るのに役に立つとは思ってる。
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