現役高校生がスキルシェアサービス7コをザッとまとめてみた!
こんにちは。
今年から高校2年生になるシュンです。
僕は今「何かを始めてホームぺージがほしい人と、Webを学習中の学生や社会人の間接的なマッチング事業」をしています。
とかカッコつけて超小規模なものですが。
そんな中で、このSOSOというサービスをどうにか拡張できないかと考えて、どう進化させるのか試行錯誤している段階です。
そして、いろんな方にアドバイスをもらいながら今「これあったら最高じゃねぇか!」と注目しているのが
スキルシェア
です。
自分の「得意」を販売できるサービスがこのスキルシェアサービスになるんですが、具体的には
婚活マッチングアプリ用のプロフィール写真をお撮りします。
14000円/時間 で!
みたいなものがECサイトのようにタイル状に並べられている。
ちなみにこれが470人に購入されていたりする。
僕はこれを見た時にもう衝撃が走りましたね。
「ヤベェ!バチバチにおもしろいぞ!!」みたいな。
こういった形に囚われないスキルシェアサービスって日本だけでも結構あって、ざっと調べただけでも7コほど似たようなものが見つかったので、今回は自分のためにこれらを徹底的に調査していこうと思ってます。
ただ、毎回のことながら僕は発信するのがめちゃめちゃ好きで、それだけでモチベーションが上がるので今回もシェアハピの精神で取り組んでいきたいと思います!
スキルシェアサービスで調査する項目
さっそく1つずつサービスの特徴をまとめていこうと思うのですが、どんな点について取り上げるのかを最初に書かせてください。
今回は
・ どんなスキルがシェアされているのか・それにどれくらいのニーズがあるのか
・価格帯
・どんな形でサービスが動いているのか
の3つに着目して7コのサービスをまとめようと思っています。
僕自身、なんとなくSOSOを「学生中心のスキルシェアサービスにしたいな」みたいな、すごくアバウトですがそんなことを現時点で考えているので、自分で事業を企画する上で参考にしたい項目に絞って書いていこうと思ってます。
ただどんな形になろうと「スキルシェア」というキーワードを真ん中において動いていこうという意思だけは固まっている段階です。
どの層をターゲットにしてどんな形でサービスを設計してどんなスキルがシェアされるようなものにするのか
を考えるために、このnoteを書きます。
ストアカ
ストアカは
“学びたい人”と“教えたい人”とをつなげる、『まなび』に特化した国内最大級のスキルシェアプラットホーム/コミュニティ
で、Webを通じて“先生”と“生徒”とが『マッチングする』よう支援してくれるサイトです。
先生: 教室やワークショップの概要を掲載
生徒: 教室やワークショップを見つけて連絡・予約→会場で授業を受ける
自分に合う『巻き髪』と『ヘアアレンジ』のマンツーマンレッスン
世界一受けたい!左右開脚(横開脚)柔らかくするストレッチ
アート×デザイン思考:応用編 アート思考とティール組織
などいろんな「授業」が掲載されていて
登録生徒数が38万人
登録先生数は2.4万人
と多くの人が利用していますね。
また、価格帯は
3000円 〜 5000円
ほどで、1講座完結型なので受講するハードルが低い!
先生と生徒がオフラインで交流するためか、掲載されている授業の下にレビューが豊富にあったりするので参考にしやすいのもいいポイント。
サービスは
先生が授業を投稿して、それらが一覧になって表示される。
生徒は自分でサイトを閲覧して授業を探し、予約をする。
という形で動いているみたい。
初期費用・講座掲載を無料にして、受講料から手数料を得て収益化をしている。
授業のカテゴリに制限はなく、Web・ITから語学やライフスタイルまで多種多様。
参考にした記事:
サイタ
「気軽に始めて、やりたいことを好きなだけ。明日のわたしが楽しみになる時間」
がコンセプトのスキルシェアサービス。
こちらもストアカと同様「講師」の講座が掲載されているサイトなんですが、異なるのは「ターゲットが『生徒』一方向」であるという点。
講師は「サイタ」が募集をして採用をするような形をとっていて、誰でも講座を掲載できるわけではないみたいです。
(※現在、講師募集はしていない)
サイトのレッスンジャンルは
語学
英会話
パソコン教室・IT資格
家庭教師
スポーツ
ダンス
美容・ファッション
音楽教室
Web・デザイン
資格取得
趣味
プログラミング
ビジネススキル/就職・転職
ものづくり/手芸(クラフト)
の14コ。
語学の場合、語学における講座全体のレビューがあり、さらに「フランス語」に絞ってみると「都道府県・人気エリアから探す」だったり「人気の講師」だったり「フランス語教室 体験レッスンの感想コメント」などが出てきます。
講座にだどり着くまでにいろんな詳細が表示されるしくみになっていて、バリエーションは少ないものの、それぞれのレッスンではかなりの枝分かれがされている(フランス語レッスンだけでも「フランス語検定(仏検)2級」「通訳案内士試験」「DELF B2」などかなり絞れる)のでフィットする人にはかなりヘビーユーザーになりうるサービスだなと感じました。
入会金が8000円、1講座あたり60分3,700円~4,900円。
マンツーマンの講座であることが特徴。
参考にした記事:
MENTA
MENTAはプログラミングのメンターとメンティーのマッチングサービス。
ストアカやサイタと違い、MENTAはジャンルをプログラミングに限定しています。
料金は登録しているメンターによって左右しますが、アベレージ7000円/月と考えていいと思います。
トップページで「人気のメンター」が並ぶので、そこにメンティーが集中しやすいのかもしれません。
またトップページの下部では、メンティーのレビューがいくつかMENTA側で選択されたものが表示されています。
また、このnoteの有料版のように、2000円ほどで学習教材が販売されていたりするのが新しいですね。
メンター・メンティーともに自由に登録ができ、
ユーザー数: 13000人
メンター数: 1200人
契約総数: 5000件
となっています。
メンターごとにレビューと評価がつき、それぞれでプランが選択できるようになっています(「初心者向け」「がっちりトレーニング」などなど)。
フォロー機能がある点もおもしろい!
プログラミングスクールは通うとなるとかなりコストがかかります。
こういった個人と個人を繋ぐプラットフォームがあることで、価格とカテゴリともに自分にあったプランを選択することができるからこれからもかなり伸びそうなサービスだなと感じました。
REQU
REQUはAmebaのスキルシェアサービスで、スキルを売り買いできるマーケット。
これ結構気になるサービスなので楽しみ。
Amebaから出たサービスということもあり、アメブロとの相性がいいみたい。
REQUで出品した商品をアメブロに貼り付けることができて、そこからスムーズに購入ができるようになっているそう。
中には
「オンラインのダイエットプランを提供して月間100万円を超えることもある」
「自宅でできる小顔マッサージ法などをビデオで届けていて、月収が30万円ほどになった」
など興味深いものも。
こう書くとなんだか高価格帯の売り買いがされているように思えるんですが、ここが面白いところで、ほんとにカテゴリから商品の形までいろんなバリエーションがあって価格が定まらないんですよね。
「ワックスキャニスターの作り方」という記事が300円で売られていたり、365日スタバに通うマニアが教えるカスタマイズを人の好みによってメッセージで提案するという商品が400円で売られていたり。
しかもよく見るとそれぞれにしっかりレビューがついている!
ほんとに小さいところから大きいものまで、人のニーズにあったものはしっかり販売できるんだなって感じました。
SNSやブログを通じて考え方や人となりを知ることができる
Amebaが仲介して、販売代金は商品の提供が終わるまで支払いがされない
などの特徴があって、めちゃめちゃいいサービスだなって感じました。
あとサイトの見た目がほんとに素敵。
やっぱり「クールさ」が大事よ。
全体的に有料記事が多く販売されている印象で、それ以外にも「制作してお届け」だったり「メッセージ」だったり「音声通話」など「どんな形の商品なのか」がカテゴライズされて一目瞭然なのが特徴かなと感じました。
Zehitomo
Zehitomoはおもしろいことに2人のアメリカ人が「日本人の働き方をもっと自由に、もっと豊かにしたい」という想いから共同でスタートさせたスキルシェアサービス。
これもまた面白いサービスで、最初に依頼内容を記入して、依頼にあったプロから見積もりを受けることができます。
そのプロの中から予算や詳細、レビューを参考にプロを選択することができるような形になっています。
最初に自分の所在地を入力し、10コほどの簡単な質問に順に応えていきます。
それらを参考にプロが割り当てられるわけですが、つまりは
最初から最後まで自分で探すというこれまで当たり前だった手間がすっきり省ける
というわけです。
「マッチング」というキーワードに注力したサービスの形になっていると思います。
また、価格などは表示が前に出されていない印象です。
サービスを利用する入り口が統一されていてこれはこれでおもしろいなと感じました。
coconala
coconalaはかなり知名度のサービスのように思います。
サービスの形としてはストアカと近いものがあります。
個人のスキルが投稿され、それらがリスト化されている。
ユーザーはECサイトのように自分にあった商品を探して購入する。
メッセージを通じてサービスと見積もり相談をし、「トークルーム」というcoconala独自の取引画面でメッセージのやりとりをしながら納品までが完結するものになっています。
利用者 100万人
出品数 20万件
と国内では圧倒的。
他のサービスと異なり、商品がすべてREQUで言うところの「制作してお届け」に当たります。
価格帯はジャンルによってさまざまで、もっとも「クラウドソーシングサービス」に近いサービスであることが分かります。
言ってしまえばクラウドソーシングサービスもスキルシェアサービスも同じようなものですが、僕個人の捉え方としてクラウドソーシングサービスはFacebookのような敷居の高いもので、スキルシェアサービスはどちらかというとInstagramのように多様性があるようなイメージです。
僕が高校生であることもあり、事業のターゲットは必ず学生にしたいと考えています。
そして、Facebookをよく開くような意識高い系の人に限定せず、Instagramでキャピキャピ言ってるような人もみんな巻き込めるような色とりどりなサービスを目指したいです。
そういった意味ではcoconalaはすごく参考になります。
たとえば
最短1日でアイコン・ヘッダーを書きます /5000円
ご要望に合わせて作詞作曲編曲します /9000円
曲のギターパートを耳コピします /1000円
似合うファッション&メイクの診断をします /7000円
などにしっかりレビューがついていたり、やっぱりジャンルに囚われないプラットフォームに魅力を感じます。
承認制のinterestingな商品だけを掲載するサービスとかめっちゃ見るだけで面白そうだし魅力的だとか思ってる。笑
タイムチケット
最後は僕が「スキルシェアサービス」に惹かれるきっかけとなったタイムチケットを調査。
このサービスでは商品が「チケット」として販売されています。
占い/スピリチュアル
恋愛/婚活
スタートアップ/起業
マーケティング/集客
フリートーク/雑談
心の悩み/カウンセリング
お金/副業
生き方/コーチング
音楽/楽器レッスン
ビジネス/コンサルティング
企画/ネーミング/記事制作
グルメ/料理レッスン
写真撮影/カメラ
美容/ダイエット/食事管理
家族関係/夫婦生活
教育/受験/家庭教師
就職/転職/キャリア
アプリ/システム開発
サイト制作/Webデザイン
デザイン/ロゴ/イラスト制作
イベント/パフォーマンス
語学/海外/翻訳/通訳
おてつだい/作業
健康/運動/トレーニング
映像/音声/ナレーション
事務/サポート
などが人気なジャンルだそうで、これ以外にもいろんなチケットがあります。
このタイムチケットのいいところは、
チケットの販売者の顔と名前とステータスとジャンルと購入数に価格がタイルにすべて表示されていて、いちいちそれぞれの詳細を見なくても、僕たちが商品を選ぶときにある程度参考にする情報が一目で入ってくる
という点。
また、詳細を見るとさらに
最終ログイン時間
住まい
最終更新日程
承認率
メッセージ既読率
メッセージ返答時間
ポジティブな評価パーセンテージ
などあり得ないくらいその人の人あたりを把握することができます。
安心して購入まで行き着くことができるのですごくいいと思った。
そしてタイムチケットでは「チケット」と「ホスト(チケット販売者)」が分けられています。
ホストもカテゴリ別に探すことができ、それぞれのホスト別に販売しているチケットを探すことができると。
ホストをフォローすることもできたりします。
ここが他のサービスと大きく異なるところで、
チケット = ホスト
であるサービスがほとんどである一方、こうして「人」と「商品」を別のものとして前に出しているのがおもしろいところだなと感じました。
また、サイト自体のテーマカラーが明るいグリーンで、すごく整理整頓されている感じが素敵だなと思いました。
価格帯やジャンルに関しては
可愛い彼女を作るためのノウハウ 15万円 109人が購入
マッチングアプリ用の写真撮影 14000円/時間 470人が購入
お話聞きます 2500円/30分 1人が購入
ボイストレーニング承ります 7000円/時間 9人が購入
などほんとにいろんなチケットが販売されていて、チケットとホストが分かれていたり、ホストの情報がやたら詳細だったりかなりニッチなジャンルもあって
ホストの「らしさ」が出やすいサービス
なのかな、と感じました。
まとめ
ここまで7コのスキルシェアサービスを見てきました。
正直めちゃめちゃおもしろかった。
「スキルシェア」というキーワード1つとってもこれだけサービスごとの形があるんだなとすごくワクワクしました。
・どんなスキルがシェアされているのか・それにどれくらいのニーズがあるのか
・価格帯
・どんな形でサービスを回しているのか
の3つの視点を中心にサービスをまとめてみて、分かったことをここに書き留めます。
まずシェアされているスキルはどこも多種多様で、ありきたりな分野からニッチなところまで、とにかく
「人のニーズ」に応えられるスキルならなんでもアリだな
と感じました。
そして、クラウドソーシングサービスのような「ちょっと堅いイメージ」のものを目指すよりも、やっぱりニッチなスキルが多くシェアされる、見ているだけで楽しくなるようなスキルシェアサービスを目指したいと考えるようになった。
そして価格帯は分野によりけりだが、全体的に1万円を上回らないようなREQUなどはすごく個人的に魅力的に映りました。
というのもcoconalaのようにいかにも「マッチングサービス」なものではなく、メッセージや通話やビデオに有料記事など、いろんな形でスキルがシェアされているものの方が「スキルをシェアする側」も「商品を買う側」にとっても、漠然としたワクワク感があるからです。
今回のリサーチでの大きな成果として、僕は何か明確な目的を持って利用されるようなアプリではなく、SNSのようにあんまり目的はないけれどもおもしろいから開いちゃうようなスキルシェアアプリを作りたいんだ、ということに気付くことができました。
なんか使っててワクワクするアプリづくり
をしたいとすごく思います。
最後に「どんな形でサービスが動いているか」ですが、スキルシェアサービスは基本的に
スキルを持った人がリスト表示されるECサイトのようなもの
(cocconala MENTA)
自分のほしいものの情報を最初に設定して、サービスがそれにマッチした人を提示するもの
(Zehitomo)
スキルを持った人の商品がリスト表示されるECサイトのようなもの
(ストアカ サイタ REQU)
スキルを持った人とその商品の両方がリストが探せるもの
(タイムチケット)
の4タイプに分類できるかなと思います。
個人的にはタイムチケットのようにスキルを持った人とその商品の両方がリストが探せるサービスがおもしろいのかなと思いました。
「この高校生すげぇおもしろそうじゃん!この人のTwitterフォローしよっと」みたいな、SNSとの連携(REQUはSNSとの相性が良さそうだった)がよくて人と人の新しい繋がりが生まれるようなアプリがあったら、スキルをシェアする側も見つける側も刺激的なものになるんじゃないかなって思いました。
ニッチなスキルが積極的にシェアされて、使っていてなんとなくワクワクして刺激を得られるような高校生中心のスキルシェアサービス
を、まだ明確な形は定まらないけれど実装しようと思えました。
SOSOがこれからどんな形になっていくのか、なんとなく見えてきたような気がします。
もし今後、SOSOが「ニッチなスキルが積極的にシェアされて、使っていてなんとなくワクワクして刺激を得られるような高校生中心のスキルシェアサービス」に生まれ変わった時には、皆さんの得意をシェアしてください。
そして最後にもう1つ。
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