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一人映画を満喫したいから、座席選びにおけるリスクヘッジを行った話

はじめに

どうしても観たかった「ルックバック」を観賞してきました。一人で。とても良かったです。

※この記事でネタバレの心配は一切不要です。快適な一人映画のために画策した、あれやこれやを報告するだけの回です。

映画館に行くのは、「ボヘミアン・ラプソディ」を新宿のバルト9で観て以来。あれが2018年の年末頃だったと思うので、5年半ぶりです。コロナが今よりも流行していた時期を挟んだうえに、年々映画館で作品に没頭できないようにもなり、長いこと映画館には訪れていませんでした。

映画館だと映画に集中できない

映画館で作品に没頭できないというのは、単に周りのお客が気になるためです。

上映中にスマホを操作する人がいたり、スマートウォッチを光らせる人がいたり、着信音を鳴らす人がいたり、後ろの人の足が席に当たったり、ずっと咳き込んでいる人がいたり、上映が始まってから入場して平然と前を横切る人がいたり、上映中に連れとおしゃべりする人がいたり、独り言がうるさい人がいたり、謎のタイミングで大声で笑う人がいたり。

同じ映画を観にきた同志のはずなのに、なぜこんなにも感覚に違いがあるのでしょうか。私が細かい性格なのもありますが、本当に意味がわかりません。

映画に集中できなかった思い出が多々あり、次第に映画館から足が遠のき、観たい映画もDVD発売や配信が始まるまで待つようになりました。家でイヤホンつけて画面にかじりついたほうが作品に集中できます。本当は映画館で観たいのですが、葛藤した末にいつも諦めてしまいます。

でも「ルックバック」だけは早く観たかったのです。そのため、重い腰を上げて5年半ぶりに映画館へ行きました。

映画に集中できなくなるリスクを挙げる

映画を映画館で観ると決めたからには、作品に集中できるように、リスクをできるだけ排除しなければなりません。そのためには、上映日時と座席の選択を間違えるわけにはいきませんでした。準備は1週間前から始めました。

考えうるリスクはすでに述べたとおりです。改めて書いておきましょう。そしてそれらの因子も付け加えておきます。

■スマホを操作する人:非常識

■スマートウォッチを光らせる人:非常識

■着信音を鳴らす人:非常識

■後ろの人の足が席に当たる:がさつ

■ずっと咳き込んでいる人:おそらく風邪。ならばウイルスか寒冷が主原因

■上映が始まってから入場して平然と前を横切る人:がさつ

■上映中に連れとおしゃべりする人:非常識

■独り言がうるさい人:非常識

■謎のタイミングで大声で笑う人:感性の違い。がさつ

リスクを回避する対処法を考える

そして、上記リスクを回避する方法を考えました。

■スマホを操作する人:非常識
→ 自席の近くに人がいなければ目に入りにくい

■スマートウォッチを光らせる人:非常識
→ 自席の近くに人がいなければ目に入りにくい

■着信音を鳴らす人:非常識
→ 上映回のお客が少なければ遭遇確率を下げられる

■後ろの人の足が席に当たる:がさつ
→ 自分の真後ろに席が存在しなければ良い

■ずっと咳き込んでいる人:おそらく風邪。ならばウイルスか寒冷が主原因
→ 上映回のお客が少なければ遭遇確率を下げられる
  また、自席の近くに人がいなければ聞こえにくい
  そして、季節の変わり目や冬を避ける

■上映が始まってから入場して平然と前を横切る人:がさつ
→ 目の前が通路の席を避ける
  また、真ん中など人の往来が少ない席を選ぶ

■上映中に連れとおしゃべりする人:非常識
→ 2人組以上のお客と距離をとる

■独り言がうるさい人:非常識
→ 上映回のお客が少なければ遭遇確率を下げられる
  また、健全な時間帯を選ぶ

■謎のタイミングで大声で笑う人:感性の違い。がさつ
→ 上映回のお客が少なければ遭遇確率を下げられる
  また、自席の近くに人がいなければ聞こえにくい

私的、一人映画における5つのポイント

まとめると、私が一人映画を心穏やかに観るためには、以下のポイントをおさえれば良いことがわかります。

  1. 治安の良い街にある映画館を選ぶ(非常識な人が少なめである)

  2. 平日お昼時の上映回を選ぶ(そもそもお客が少なく、お昼時は非常識な人も少なめである ※偏見を含む)

  3. 夏や秋に行く(冬や春先に比べて風邪が流行りにくいのである ※ただし夏場は汗臭い人も多い)

  4. 自席の周囲に人がいない席を選ぶ(特に2人組以上のお客とは距離をとるのが吉である)

  5. 真後ろが壁か通路の席を選ぶ(席を蹴られる心配がないのである)

座席の選び方に関して、「上映中に平然と前を横切る人」だけに限定したリスクヘッジは敢えて行いません。もしリスクヘッジのために人の往来が少ない真ん中の座席を選んだ場合、その周辺には人が集まりやすくなってしまいます。

そうなると、座席選びにおける重要なポイント「周囲に人がいない」をおさえられなくなるという問題が起こります。他のポイントをおさえることで、「上映中に平然と前を横切る人」のリスクはゼロにはできないが十分に軽減できると判断しました。

また、上記ポイント「4.自席の周囲に人がいない席を選ぶ」は少し難しいのですが、お客が少なそうな上映回の目星をつけておき、できるだけ直前、具体的には上映の1時間前に席を確保することにしました。

行こうとする映画館が、購入後に座席変更が可能かわからなかったので、早めに座席を確保することはリスクにつながります。気づかないうちに周りを囲まれてしまったらおしまいです。

直前まで他のお客の様子を伺い、良きタイミングで座席を確保して他のお客の動きを封じる。これがベストなやり方だと判断しました。

どの座席を選んだか

以下の座席表は、私が座席選択をした当時の状況とほぼ同じです。白色が選択可能な席です。この状況で、どの座席を選択したかおわかりでしょうか。また、あなたならどこを選ぶでしょう。

※追加費用がかかるプレミアムボックスシートは除外して考えました。

筆者スクリーンショット・TOHOシネマズHPより





私が選んだ座席はここです。



筆者スクリーンショット&加工・TOHOシネマズHPより


座席選びのポイントに関しては、上記4と5のとおりです。

4.自席の周囲に人がいない席を選ぶ(特に2人組以上のお客とは距離をとるのが吉である)
5.真後ろが壁か通路の席を選ぶ(席を蹴られる心配がないのである)

この状況において、G列4番はポイントはおさえた座席といえるでしょう。

「最後列のO列の真ん中が良いのでは?」とも考えますが、後方の座席は上映直前で埋まり出すと予測しました。私だって正面の良い席で映画を観たいですけれども、とにかく「周囲に人がいない」これを重要視したのです。

上映前に撮った座席からの写真。ぶれまくっている

まとめ

G列4番は通路がすぐ横にあったり、正面から映画を観られなかったりといったデメリットもあります。座席選択は難しいです。とはいえ、結果的には快適でした。

上映中にずっと咳き込んでいる人はいましたが、体調面の問題だと思うので仕方ないですね。自席から離れたお客でしたし、リスクヘッジをした成果といえます。

また映画館に行く機会があったら、同じ座席を取っても良いかなと、そう感じた次第です。

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