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枝垂れ桜の魅力

昨日、岐阜県の御嵩町に出かけ、その途中、前回鼠志野のぐい吞みを買った『道の駅 志野・織部』に立ち寄りました。

道の駅と駐車場の間に、満開の枝垂しだれ桜がありました。

見事な枝ぶりです……

ソメイヨシノもヤマザクラも美しいですが、どれか選べと言われれば、枝垂れ桜(の中でも何種もあるようですが)のファンです。
ソメイヨシノなど他の桜がいかにも植物らしいのに対し、枝を垂らした桜には擬人的な特徴を感じます。

名古屋城内の枝垂れ桜(2023年撮影)
女性の立ち姿のようです

例えれば、振り袖姿で踊る娘道成寺のように ── 見えませんかね?

「京鹿子娘道成寺」より
http://www.bando-ryu.jp/feature/%E7%AC%AC2%E5%9B%9E-%E4%BA%AC%E9%B9%BF%E5%AD%90%E5%A8%98%E9%81%93%E6%88%90%E5%AF%BA
荻窪にて
手前1本のみ枝垂れ、奥は全てソメイヨシノ
枝垂れにはやや早かった
ただし、花が咲く前、垂れた枝ばかりの枝垂れ桜はやや情けない印象
善福寺川緑地にて

ところで、なぜ枝が垂れるのか ── その理由がなかなか興味深い。突然変異で植物ホルモンのジベレリンが不足し、枝の上側の組織が硬くならないために、枝が重力に耐えられないためだそうです。

植物ホルモンが足りなかったせいで、枝がたおやかとなり、植物らしくないたたずまい ── なのかもしれない。

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