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未来のモビリティーは『馬』!

大阪万博の『目玉』は『空飛ぶクルマ』とされていましたが、やはり今の段階での商用運航は難しいようですね。

今から15年ほど前、自動運転技術開発の黎明期に、
「未来のクルマはどんな形態になるだろうか?」
というような議論をしたことがあります。
当然『空飛ぶクルマ』も話題になりましたが、個人的に衝撃を受けつつ『なるほど感』も強かったのは、

《未来のクルマは『馬』!》

という意見でした。

それによれば、
・再生エネルギーの極致とも言える『草』を食べて走る馬はきわめて効率の高いモビリティーである。

うーむ、確かに、石油も石炭もウランも必要としない。
時速60キロ前後で走るから、ポスト・クルマとしては十分だろう。

未来社会に馬糞がいくつも転がっている情景を思い浮かべて顔をしかめたあなた、大丈夫ですよ。
究極の循環型社会が実現していた江戸時代、道に落とされた馬糞を集める職業がありました。
集められた馬糞は、乾燥して燃料にしたり、農家の肥料になったりしたそうです。

現代の内燃機関型クルマが出した排気ガスの回収・再利用が困難であることを思えば、『未来のクルマ』は素晴らしい!

私は現在の愛車に名を付けていますが、命ある『未来のクルマ』にはもっと愛情をこめた名前を贈ることだろう。

こんな監視役も要らないだろうし:

しかし……、『未来のクルマ』教習所はどんなだろうか?

こんな感じ?

では、クルマのディーラーは?

こんな感じかな?

── いいかもしれませんね、未来社会。

あ、でもやっぱり、老人は免許返納を迫られるかな ── というより、馬に乗るのはかなりの重労働で、肉体的に無理だろう。
いや、馬車という手があるか……。

いろいろ夢を膨らませていると……
「でも、それ、未来じゃなくて過去のクルマでしょ?」
とクレームを付けたあなた、

いや、真の『循環型社会』では、時間も循環しているのです!

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