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戸隠で蕎麦『ぼっち盛り』をいただいた後、山中の『奥社』へ

当初の予定では蓼科のみで数日過ごすはずだったけれど、ここまで来たのだから、かねてより訪れたかった戸隠とがくしに行こう!ということに。

しかし、これがけっこう遠く、時間がかかる。やはり長野県、いや信州は面積が大きく、しかも山中を通過するので直線距離の数倍かかったりしますね。
その途中で立ち寄った道の駅『マルメロの駅ながと』で目撃した『ネコバス』の写真だけは貼り付けておきたい。

いや、ネコトラか?

長野の善光寺も通過スルーし、さらに北上します。
「まずは腹ごしらえをしようではないか!」
戸隠とがくし神社の中社ちゅうしゃを過ぎた辺りにある蕎麦屋『そばの実』に入ります、が……

大きな甕が置かれた玄関

ここはかなりの人気店らしく、昼メシ時でもあり、名前を書いて20分ほど待ちました。
『十割は売り切れております』
と既に貼り紙が出ています。
待合室からガラス越しに蕎麦打ちどころが見学できます。

ちょうど、お蕎麦を切っているところ……

戸隠とがくし蕎麦の特徴は、
① そば殻だけを取り除き、甘皮は付いたまま挽いた蕎麦粉を使用していること、それから、
② 茹でた後、水をほとんど切らず、一口サイズの束としてざるに並べる『ぼっち盛り』という盛り方にあるそうです。

ざるそばと天ぷらを頼みましたが、
・ざるそば
・大ざるそば
どちらにするか、迷いましたね。
なにしろ、蓼科で頼んだ蕎麦はかなり量が少なかったので……私が大ざる、同行者がざるを頼みました。

これが大ざるそば;『ぼっち』が8つでした。
一方のざるそばは5つ。

結論から言うと、『ぼっち』5つの『ざる』で良かったかもしれない。若者には8つの『大ざる』がおススメかも。
ふくよかな味で美味しくいただきました。
蓼科の『一八ひとはの香りが良く上品な味も良かったけれど、戸隠の蕎麦も良かった。

さて、食後は、いよいよ戸隠神社の『奥社おくしゃ』です。

ここが『奥社』入口
中央に「一般車両の進入を禁じます」
左に「下馬」
右に「ペット持ち込み禁止」
神域ですからね、クルマも馬も犬猫もダメ
参道の両側は最初、雑木林でしたが……
杉の大木へと変化していくのでした……

参道は、その中ほどに位置する随神門ずいしんもんまではけっこう広く、しかも平らな道でしたね。
随神門ずいしんもんというのは、神域に邪気・邪悪なものが入るのを防ぐ門で、宝永七年(1710)に建立されたそうです。
下の写真のように、茅葺き屋根はシダのような植物で覆われていました。

参道の中ほどに位置する随神門ずいしんもん

門を過ぎてもしばらくは樹齢400年を超えるという巨木の間を歩きますが、道はやがて登りとなり、石段に変わります。

昔は修験道だったわけで、この程度はたいしたことないでしょう……

段々と息が上がってきます。我々はスニーカーでしたが、サンダル履きの人もいましたね。ビーチサンダルの外国人お兄さんも見かけました。

話題が逸れますが、アメリカのゴルフ場で一番驚いたのは、ビーチサンダル履きでコースを回っていた若い白人女性を見かけた時でしたね……手足が長く、私より飛ばしていましたが……。

さて、ようやく奥社おくしゃに到着です。

こちらは九頭龍社;奥社はこの右手奥
奥社です

奥社の御祭神は、天手力雄命あめのたぢからおのみこと、例の天照大神が天の岩屋に引き籠った時、天の岩戸を開いた無双の力持ちです。
このため、ご利益りやくに『武道・スポーツ必勝』も入っていました。

さて、帰り道、随神門ずいしんもんの近くでこんな看板を見ました。

おいおい……ここにも……そりゃ、そうだよね
「森林植物園」の散策も自己責任で、ということですね……

さて、駐車場の近くまで戻ってきて、疲れたから茶店でソフトクリームでも食べようか、と話していたのですが……

熊がクマザサ入り緑色のソフトクリームを勧めている……

うーむ。熊の『なおすけ』がクマザサ・ソフトクリームを運んでくるらしい! 『出没注意』どころか、この店でウェイターとして働いているらしいぞ。

以前、『信州をクマなく歩き回る』という、長野県のゆるキャラ《アルクマ》が描かれた「信州浪漫ビール」を呑んだことがあるけれど、どうやらこの地では、熊の雇用が進んでいるらしい……。

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