素敵な商品ネーミング
スーパーを歩いていて、目に留まりました:
このネーミングは素晴らしい!
こういったネーミングが決まったであろう商品企画会議、想像するだけで楽しそうです。
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「この新商品、いい名前ないかね?」
「憶えてもらいやすいのがいいですよね」
「あのう……」
「はい、キミ、……どうした? 意見があるならはっきり言いなさい!」
「はい……でも……部長……ちょっとオフザケ風なんで……」
「いいから言いなさい! 聴かなきゃ判断できん!」
「ここ、……『こんにゃく発表』なんてどうでしょうか?」
「はあ? なんだ、それは! 馬鹿にしとるのか? いくらなんでも……ねえ、社長?」
「いいじゃないか!」
「そそそ、そうですよねえ! いえその、私も……」
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(以上、もちろん、フィクションです)
この会社は各種こんにゃく製品を生産販売していますが、面白ネーミングはこれのみのようです。
他を考えてみると、
・こんにゃく会見
・こんにゃく指輪
なんてのはいいかもしれませんね。……『指輪型』こんにゃくを無理やり製造したりして。
でも、
・こんにゃく破棄
・こんにゃく不履行
なんてのは問題ありそうだな。
売れ残っても『破棄』しないで、ディスカウント販売など有効活用して欲しい。
面白ネーミングで多いのは、その商品の『役割』とか『効能』をもじった名前。
かなり古いですが……
この『スベラーズ』、ジジイが子供の頃からあるような……。
もっと古くてもっと有名なのは、銭湯のプラスチック桶で知られる頭痛薬『ケロリン』。頭痛がケロリと治る、というわけでしょう、もちろん。
『効能』をもじっているのは、薬品に多い。特に小林製薬はこんなのばかり。あの会社の商品企画会議、面白そうです。
ひょっとしたら、薬の名前をまず考えて、その後に薬品開発に着手するとか ── そんなわけないか。
・ナイシトール(内臓脂肪を取る)
・コムレケア(こむら返り予防)
いや、とにかくこの会社、この手の商品名が無数にあります。耳鳴りに『ナリピタン』、酒による頭痛に『アルピタン』など……。
しかし、『こんにゃく発表』のような純粋なダジャレネームは意外に少ない。
かなり近いのが、抗菌ソックスの『通勤快足』。でもこれも『快足』部分に『機能』が含まれているから小林製薬的でもあり、純粋ダジャレとは言えない。
世間にないなら考えてみましょう。
……うーん。
例えば、『小野のトーフー』なんて名前の豆腐、どうでしょう? できれば小野食品なんて会社から発売して欲しい。
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