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音声配信の「勝ち組」と「負け組」

「時代はYouTubeから音声配信へ!」
「これからは音声配信が熱い!」

 などとポジショントークしていた方々…配信、盛り上がっていますか?


 映像を伴わない「音声のみ」の配信ということで、映像みたいにテロップとか無いから編集はいくぶん楽だし、何より演者が顔を晒さなくていいので動画よりはプライバシーが守られるから、参入障壁が低いのは確かなようではある。

 で…そこそこの【出走馬】は出切ったかな?
 とりあえず、今のところの印象で語ると音声配信のプラットフォームに関して…

勝ち組
「Voicy」
「Stand.fm」※ギリ
負け組
「ZATSUDAN」
「Clubhouse」
「スペース」

 という印象かなぁ。


 【Voicy】はみんなが自由に配信出来るわけではなく「選ばれた人」しか配信出来ないけど、今一番熱い音声プラットフォームだと思っている。

 西野先生イケハヤさん、MBさんなど…。
 「好きな人が好き!」というパーソナリティが揃っていて、マニアックな人気を集めている印象。
 あと、ちきりんさんとかみたいな人もいるし。

 有料配信(プレミア配信)もそうだが、スポンサーがつき始めて、無料配信者でもそれなりに「声で食べられる」人は出てきているとのことなので…今後とも成長していく場所ではあるはず。


 片や【Stand.fm】は…誰もが自由に配信出来るけど「スタープレイヤー」が誕生してないかなぁ…。
 「Stand.fmにはこの人がいる!!」という代表的なパーソナリティの名前が出てこない。
 自由に配信出来る分「玉石混淆」な状態の中で「見極め」が難しい。

 例えば【放送作家】で…

 こんなチャンネルがあったりと、わりとマニアックな内容が聴けたりするんだが、リスナーが果たしてココを見つけられるかどうか?
 なので自分なりの「当たり」を引ければそれなりに楽しめる音声プラットフォームかと。
 ってことで、振り幅は大きいけどギリギリ【勝ち組】にカウントしてもいいかな!?


 で…。
 申し訳ないけど「負け組」にカウントさせてもらったプラットフォームは3つ。


 【ZATSUDAN】は、ご存知「ホリエモン」こと堀江貴文さんがプロデュースする音声配信アプリのプラットフォーム。
 【Voicy】同様、一般の人が配信することは出来ない。

 なぜ「負け組」かと思うと…ホリエモンが揃えたメンバーに”華”が無い。。
 で、ホリエモン以外のメンバーの話を月額1500円も払って聴く気になれない…。
 それに尽きる。
 むしろ、立花さんの話とか聴きたくないし、なんなら顔も見たくないから絶対に【ZATSUDAN】は契約したくない。


 【Clubhouse】は…今年の1月、日本で旋風を巻き起こしたが。
 ご存知の通り…1〜2ヶ月で衰退。

 衰退した一番の原因は「時間だけ取られてお金にならない」ことだよね。
 で、「こたつ記者・ネットライターがルールを無視してトーク内容を記事にしてしまった」ため芸能人が寄り付かなくなったのも大きな原因。

 今でも人はそこそこいるが…盛り上がっているかどうかと言われたら、完全に下火だろう。
 そして復活の兆しは一切見えない…なので負け組。


【スペース】は論外か?
 ツイッターに登場した【Clubhouse】のバッタモンのサービスで…。
 機能をパクりまくるIT業界ではあるが、インスタグラムの「ストーリーズ」の機能をパクった「フリート」に続いて、撤退までのカウントダウンが聞こえてきそうなのがこの「スペース」だ。
 流行らない理由は【Clubhouse】と一緒。
 時間を取られるわりにマネタイズが出来ない。
 そして有名人が(なかなか)参戦してこない。
 もう1つ言えば、アプリが”重たい”せいかバッテリーがすぐに熱くなりアプリが落ちる(苦笑)。


 もう1つ…ここでは抜いたけど。

 サッカー選手の本田圭佑さんがプロデュースする【ナウボイス】…。
 このプラットフォームは、おそらく「勝ち組」に入るとは思うんだけどね。
 ただ…

「昨日、ナウボイスを聴いてさ!」

 みたいな会話が日常で一切聞こえてこない…。
 友達や知り合いと【ナウボイス】の話をしたことが一度たりとも無い。

 なので個人向けに「音声配信ビジネス」としては黒字で成功しているんだろうけど「流行っているか?」と言われると微妙なサービスなので、勝ちにも負けにも入らないのかな…って思った。


 でも、こうして考えていくと…。
 テレビに出ているような「超一流タレント」のパーソナリティが勢揃いしているラジオ(AM/FM)放送は、なぜ「下火」になっているのだろう?

 めっちゃ広告費が右肩下がりになっているもんね…。
 広告費と人気度(聴取率)が連動しているわけじゃないと思うけど。
 ラジオが価値のあるメディアだったら、広告打ちたいはずだし。

 ぶっちゃけ、MBさんとか鴨頭嘉人さんといった人より、南キャンの山里亮太さん、伊集院光さん、オードリーさんなどの”タレントの話”の方が聴きたいと思う…はずだよね?
 そんな「4番バッター」が勢揃いする民放のラジオより、いぶし銀の「8番バッター」がゾロゾロ増えているネット配信ラジオに広告費が流れているというのも…何か不思議な話に思えてくるんだよな…。


 ちなみに…海外を見ると、中国系の音声配信プラットフォームで【ヒマラヤ】というサービスがあり、ユーザー数だけ見ると圧倒的な【勝ち組】だ。

 日本ではあまり馴染みが無いみたいだが。
 系統としては【Stand.fm】の流れを組むプラットフォームで、誰でも配信出来るアプリとのこと。
 ただ、番組数が多い分、何を聴いていいのか分からない「選択肢のジレンマ」に陥っている感じがする。


 【note】における【Brain】とのプラットフォーム・バトルもそうだけど。
 音声含め、いろんなインフルエンサーがいろんなプラットフォームに手を出しすぎて、ユーザーの方としても収集がつかなくなっている印象あるんだけど。
 しかも、無料のテレビと違って全部のプラットフォームでサブスクリプションを行うように仕掛けるから性質タチが悪い。
 ホリエモンだけでも、NewsPick、ZATSUDAN、メルマガ、オンラインサロン…彼の情報を仕入れようとすると何個加入しなきゃいけないんだって話。


 そんな中で、さぁ!
 音声配信プラットフォーム…来年2022年はどうなる!?




訛っているから聞き取りにくいんだよね…俺の声。

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