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【禁句】 タブーだった世界

 スポーツをしている時、男の睾丸に”ボール”が直撃した時の痛みっちゅーのは女性には分からない。
 逆に、俺ら男には「鼻からスイカが出るぐらい痛い」という出産の痛みは分からない。
 男と女、オスとメス…お互い分からない”感覚”というのがあるが。

 女性側の代表的な「男には絶対分からない感覚」として【生理】があるが、それを巡って今、元カリスマギャルモデルの益若つばささんの発言が賛否の物議を醸している。

 なんじゃ…その…子宮内に取り付けるっちゅー『避妊リング』ってもんは??
 長いこと生きてはいるが、初めて聞いた道具の名前だ。
 これ、女性は知ってて当然の常識なのだろうか?
 知識として調べてみると…。

 は…初めて知った。
 女性版のコン○ームがあるのは知っていたが、体内に取り付ける装置があるとは。

 なんか、こういう話題も含め、世の中「タブーを無くす」という動きがある気がしている。
 タレントのSHELLYさんも性教育について語っていたりとか。

 あと最近だと、テレビ東京で「生理特番」が放送されるなど、それまで「触れちゃいけない」とされてきたものを積極的に理解しようとする世の中へと動き出している感じ?

 LGBTだってそうだよね。
 1900年代は同性愛が知られようものなら「キチ○イ」扱いをされていた印象。
 象徴的な存在としては『とんねるずのみなさんのおかげです』の中に出てきたコントのキャラクター【保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)】

 ひげの剃り残しで青くなった顎や頬に「おかま」と呼ばれたオネエ言葉…。
 昭和の頃は”これ”が人気キャラクターだったって…うそみたいだろ?
 子供たちは面白がっていたんだぜ。それで…。
 同性愛を「気持ち悪いもの」として扱ってきた「究極の黒歴史」だと思っている。
 で! その「ノリ」を平成の時代に持ち込んだら…案の定、大炎上した。
 これはタレントを含め「時代」を読み間違えた制作スタッフのミスではあるが。
 また、ダウンタウンの浜田さんが『笑ってはいけない』シリーズで顔に黒塗りをした「過去映像」も海外メディアでは問題として取り上げられていた。

 生理、LGBTQ、人種差別…。
 こうした【現象】を”見て見ぬ振り”や”腫れ物に触らぬように”…ではなく、ちゃんと理解することがこれからの時代を生きていくには大切なんじゃないかな…とふと思った。

 ただ、理解するにも「お互いの歴史」が浅く…。
 男性が女性の生理について語ろうものなら、女性から問答無用で「セクハラ」と言われるし。
 「性の不一致」で男性の体なのに女性の心を持った人が「どっちのトイレを使ったらいいのか?」ということを論じられる人は少ないし。
 テニスの大坂なおみ選手がなんであれほど黒人差別にナーバスになっているか本当の意味で理解している日本人は多くないだろうし。
 日本人特有の「めんどくさそうな問題は棚上げして先送りする」という歴史が、こんな【理解の壁】を作っちゃっているんだろうな…。

 俺もワリと「昭和の凝り固まった思考」を持つ中年男ではあるが。
 こうした問題について…未来を生きる人にどうアドバイスしていけばいいのか、正解を模索していきたいものだ…。
 未だ若者との会話で「空気の読めない部分」も多いので。

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