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【IQUI】 言わんこっちゃない… 【事業撤退】

 そう言えば!!

 昨年末で360度カメラの【IQUI】が事業の終息を発表。
 その事業を(THETAの)『RICOH』へ引き継ぐことを明らかにしいてたんだった。

ほらな…そうなると思った…


 下の記事で書いたが、俺の予言した通りにほぼなったよ。

 この【IQUI】を作った技術チームは

「こんなに素晴らしいハードウェアを作り上げたんだ! 売れないわけがない!!」

 とアイデアに溺れてしまっていたわけで。
 ユーザーが何を求めているのか、全く分かってない状態だったし勘違いしていたのだ。

 もし、360度カメラで写真を撮ったなら…。
 今のユーザーは「こんなに面白い写真があるんだよ!」と自慢したいわけで。
 ところが、その自慢出来るプラットフォームがFacebookしかない現状を解決しないまま、ちょっと見栄えのいいハードウェアを開発しただけで有頂天になっていたんだよ…【IQUI】の開発スタッフは。

 お金をかけて小嶋陽菜さんにプロモーションを依頼するぐらいなら、TwitterとInstaglamにはたらきかけて360度表示を認めてもらう交渉をするべきだったのよねん…。


 そういや、360度カメラと言えば…。
 2021年1月16日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』。
 おいでやす小田さんへの24時間ロングインタビュー企画。
 ホテル内の映像で、インタビューする記者からグルリと180度回転しておいでやす小田さんに変わる映像が流れたのを見て…

「あっ…今のって…!」

 と思いテーブルをよーく見たら…『Insta360 ONE X2』がセッティングされていた。

「やっぱり…」

 そうなのよ。
 最近、テレビ番組で360度カメラを使う(見かける)機会が多くなった。

 特に、動きの激しい鬼ごっこ系企画で、芸能人のかぶるヘルメットに『GoPro MAX』がついているのを確認している。
 あれならば、芸能人の表情も捉えられるし、目の前で何が起きているのかも一緒に撮影することができる。
 (360度で撮影しているがゆえに”撮り逃し”が無いのが最大のメリット)
 近年、テレビの制作スタッフが「360度カメラの使い方の最適解」を見つけた感じになっているわけで…。

※考察として
鬼ごっこ企画で『Insta360』系ではなく『GoPro MAX』が使われるのは、ヘルメットに取り付けるアームの特性上、カメラの上下(天地)が逆になるため、それを勝手に常態補正をしてくれるGoProのが使い勝手がいいためだと思われる。


 ちなみに同じ360度カメラながら、テレビの現場で『THETA』系が使われないのは…。

動画編集に弱い

 からだと思われる。
 一応『Adobe Premiere』で両方の動画とも編集可能ではあるが、とかく「THETA」は面倒くさい印象。
 まずSDカード(外部メモリー)じゃないから転送しなきゃいけないのが面倒くさいし、PCで編集できる『Insta360 Studio』のような専用ソフトも無いから、Premiereが入っているPCをいちいちレンタルしないと動画の抜き出しすら出来ない。
 かつ、内蔵バッテリーのため電池切れても交換が出来ない(笑)。
 だからテレビの現場では使われないのだ…と睨んでいる。


  『THETA』と同じ縦長形状の『QooCam 8K』もおそらく売れてないだろうな…。

 ユーザーが求めているのは「それ縦型」や「そこ高画質」じゃないんだよね。

 しかもクソ高い値段だし(苦笑)。
 この不況の中、一般市民が手を出せるわけがない。
 (つまりは普及しない)


 マジでさ…『THETA』シリーズの外部アドバイザーで入れるなら入りたいものだ。
 おそらく、今の開発部のメンツのままで新商品の「高画質を求めるカメラ」を作っても売れないと思うから。
 360度カメラ普及のために一肌脱ぎたいのだが…。


 もし関係者の方でご覧になっている方がいたら…お声がけ、待ってます!!(生意気w)
 放送作家生活で培った「アイデア創作術」で、たくさんネタ出します!
 今後のメタバース業界を一緒に盛り上げませんか?


 ……タダ無報酬ではありませんが……(爆)。




俺のカバンの中にはいつでも360度カメラが入っている…

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