「承認=褒める」は勘違い?承認の正体とは

マネジメントに携わっていると、大事な色々な言葉に出会います。
「承認」「信頼」「心理的安全性」「コーチング」「ティーチング」
「褒める/叱る」「will/can/must」 etc...

自分自身含め、あるあるだと感じるのが、これらの言葉の定義をしっかりと腹落ちさせていないことで起こる間違った解釈

例えば、(ちょっと極端に書いてますが)
心理的安全性を高めるためにメンバーの言うことをすべて聞く
承認がベースにないといけないので、怒ってはいけない
など。自分自身もよく陥ってしまうあるある。

マネジメントってそもそもなんでやるんだろう
会社って何のために存在してるんだろう
などなど、日々日々考える中で
「承認」について思うことを書いてみようと思います。

※あくまでも僕が思う見解になります。

・承認の正体とは?
・「承認=褒める」は勘違い?
・5つの承認とは
・まとめ

承認の正体とは?
まず結論を言いますと、承認とは
対個人では、「いつも見てくれているという感覚」
対チームでは、「自分はこのチームにいていいんだという感覚」
だと考えています。
少し抽象的ですが、僕はこの言葉がしっくり来ています。

「承認=褒める」は勘違い?
「承認と褒めるって何が違うか分からない」って思っている人は多いと思いますし、自分自身も勘違いしたことで失敗したことが多かったように思います。
承認は「土台」であり、その上に「褒める」「叱る」がのっかっているということです。図でいうと下のようなもの

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承認という土台がしっかりされた上で、「褒める」や「叱る」が効果的に働きます。
土台が小さい中で、「褒める」「叱る」を使っても本当の意味での効果が発揮されません。

例えば、普段全然会話もしない自分に興味なさそうな上司が、
急に褒めてきたら、「え?何?気持ちわるっ」って思いますし、
逆に急に叱られたら「は?なんなん?現場のことも何もしらんくせに」って思います。

逆に、普段自分のことを見てくれている上司に「すごいやん!やるやん!」って言われたら素直に嬉しいし、もっと頑張ろう!この人の期待に応えよう!ってなります。
「どうした!お前らしくないじゃないか!」と叱られたら、「うわー。。やってしまった。次はやらないようにしないと」とその人の言葉は「愛」へと変わります。

なので、承認という土台があるかどうかで同じことをしても、相手の捉え方が変わるということです。

5つの承認とは

承認には5つの段階があると言われています。
①成果承認②プロセス承認③行動承認④意識承認⑤存在承認
それぞれの説明をすると
①結果承認・・・結果に対する承認
②プロセス承認・・・結果におけるプロセスを承認
③行動承認・・・結果を出してなくても行動したことを承認
④意識承認・・・行動していなくても意識したことを承認
⑤存在承認・・・その人がいること自体を承認

①から⑤に従って難しくなります。
①②は結果が伴っているので、簡単。
③④⑤は成果が伴っていないので、観察力が大事になります。
ただ、数字が上がれば上がるほど効力は上がっていきす。

③④の例でいくと
ある日会社にモップが出しっぱなしになっていました。
掃除はされていません。モップを出したA君に対して
③「掃除するためにモップを出してくれたんだ!ありがとう!」
④「掃除しようとしてくれたんだね!ありがとう!」
みたいな感じでしょうか。
中々ここまで気づくのは難しい。。
普通なら「片づけんかい!」って言いそうになる場面です。

ただ、承認には5段階あるよっていうのを知ってることが大事かなと思います。

まとめ
長々と話しましたが、これらを知り、区別できることが大事で
表面的なの技術として使っても意味がなく
結局、その人にそのチームに面と向かって向き合えるかが大事だなといつも思います。笑
「いつも見てくれているという感覚」を対メンバーと築き
「自分はこのチームにいていいんだという感覚」をチーム間で作れるように日々工夫していきたいと思います!

承認について考えていたら、たまたま鴨頭さんのyoutubeで承認について語られていたので、是非気になる方は参考にしてください!
言い回しなど、参考にさせてもらいました!

最近、鴨頭さんのyoutubeを聞きながら出勤するのがマイブームな私の2020年初noteでした。


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