リーダーシップ~【昔思っていた】【今思うこと】の違い

僕は今の会社に入って約4年、メンバーを持つ役割を担っています。
特にここ1~2年でリーダーシップについての考え方が変わったので、それをnoteに書こうと思います。特に上司や何かしらのリーダーになりたての人に読んでもらえるといいなと思います。
今回のリーダーシップは何かしら自分のチームを持っているという前提でお話します。

リーダーシップの目的

まず最初に何のためにリーダーシップを発揮するのかというと
「自分のチームのミッションを達成するため」ということになるかと思います。
会社の売上/利益という場合もあるだろうし、細分化されて営業なら契約数ということもあるかと思います。
チームがあるということは、自分ひとりでは成し遂げられないことをチームの力で最大化する必要があります。
ただ、やり方次第で1+1=10になることもあれば、1+1=2ということもあれば、大変なのが1+1=-2のような事象も往々にして発生することがあります。
リーダーとしては1+1=10を目指したいと誰もが思うでしょうし、僕もその中の一人です。

そのために必要なこと

チーム一丸となって同じ方向を向いて全力で走ることが1+1=10に繋がるので、
この目的を達成させるためにまずは土台となる「信頼関係」が必要になります。
その信頼関係という土台の上に戦略/戦術/目標/個々スキルアップなどが乗っかってきますので、まずは土台が必要です。
「このリーダーについていきたいな」「このチームで目標達成したいな」と思う状態です。
目的達成のために、「恐怖」という手段も取れますが、これは長続きしないので、割愛させていただきます。

昔思っていたこと

上記前提のもと、自分が会社で初めてリーダーという役割になったときに下図のようにしないといけないと考えていました。

コメント 2020-02-11 185503


指示するだけではなく、自ら先頭に立ってチームを引っ張る存在。
なので、「完璧でないといけないだろうな」「怒るのでなく、一緒に考える」「不満/愚痴も言ったらダメだろうな」など。
もともと自己開示をする方ではないので、自分のことは言わずに、メンバーのことをしっかり聞いて、何においても「完璧君」を目指していましたし、これが信頼関係構築に繋がると思っていました。
これは、初めて上司になった人のあるあるじゃないかな?と思います。

それによって起こったこと

もともと感情が起伏するタイプでもないので、より「完璧君」に拍車がかかっていて、これなら信頼度の高いチームを目指せるな。
逆に感情の起伏がある/自分の言いたいことを言いたいようにいうリーダーのいるチームは信頼度が低いだろうな。
しかし、実際はそのようなことはなく
自分のチームが信頼度がすごく高いというわけでもなく、
逆のリーダーがいるチームの方が信頼度が高そうだなということもしばしば。
なんでだろうかと考える中で
自分自身がフィードバックとして「何考えているか分からない」「人間っぽくない」ということがありました。
自分の「完璧君」が逆に周りから近寄り難くさせているんだなということに気が付きました。
確かに普段の人間関係から考えると、その人がどんな人か分からないと信用できないだけなく、逆に疑わしいなと。
自分自身が「何は喜んで」「何は怒って」「何はゆずれなくて」「何が得意で何が苦手なのか」などをしっかり自己開示していかないといけないし、「自分は苦手だから、頼んだ!」くらいの方が、周りも協力したくなるなということにも気づきました。

今思うこと

このようなことから、今思うこととしては
自分は完璧でもないし、スーパーマンでもないので、
しっかりと自己開示をして、弱みを見せた方がいい。助けてほしいといった方がいいということです。
ただ、【軸はぶらさない】【メンバーのことをしっかり考える】【信頼してほしいならこっちから信頼する】
この辺りができれば、より良いリーダーシップを発揮できるのではないかと考えています。

まとめ

以上のことから今思うリーダーシップは
・自己開示した方がいい(自分がどんな人かを周りに理解してもらう)
 └自分という人間をさらけ出すくらいの気持ち
・ただ、【軸はぶらさない】【メンバーのことをしっかり考える】【信頼してほしいならこっちから信頼する】ことは守る
これらが出来ると1+1=10になる土台が整うのではないかと思います。
自分自身、自己開示は苦手ですし、自ら信頼するというのも口では簡単でも行動でもそれをするのは難しいと感じることが多いです。
ただ、昔思っていたリーダーシップに関しては違うことには気が付けたので、これからも精進していければと思います。

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