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国語の先生×中国語

 マガジンを読んでくださっている皆さま大家好。川頁です。プライベートな日記のつもりで書いていたのですが、これはマガジンに紐付けした方が良かろうと思いマガジンの中に登場しました。

英語村タレントショー

 日吉ヶ丘高校は国際教育に力を入れていて、校舎の中に英語村と呼ばれる施設があるなど、英語を学ぶには最高の環境が整っていると思います。英語村と言っても絶対に英語を話さなければならないというわけではなく、英語以外の教科でも使うこともあります。生徒も自習に使ったり、お昼ご飯に使ったりと英語以外で英語村を使うことがあるのです。
 私自身も小論文でたまに英語村を使う時がありますし、古典の授業でも使ってみたいなとかも考えています。二学期、『史記』刺客列伝を読む時に、英語村の広い空間で宮廷を再現して動き回りながら授業出来ないかなとか思考しているところです。東洋史の大家である宮崎市定が言うように史記は人物の動きが事細かに書かれていることが面白いので、読むだけでなく実際に動き回ってみたら楽しいだろう…話が脱線してしまいました。とりあえず英語村は英語以外にも使われるという話です。
 このように人が集まりやすい空間ですので、イベントも行われます。先日もHello village weekというイベントが行われました。(これに関しては、英語村の村長に記事をお願いしているので、詳しくはそれを楽しみにしておいてください。)その中でタレントショーという隠し芸大会?のようなものをしたのですが、私は中国語の歌を歌わされる歌うことになってしまいなりました。

中国語村計画

 日吉ヶ丘高校には中国語が出来る国語の先生が、なぜか三人もいます。私もその一人です(と言っていいのか心配ですが…)。国際教育に力を入れている高校に三人も揃うのは、なにか陰謀が働いているような気がしますが、恐らくは全くの偶然です。
 そのうちの一人の発案で英語村を中国語村にしてしまおうなったのでした。
 以前からアジアの言語で英語村をハイジャックしようと考えていたので、よっしゃやってやろうと思って企画に乗りました。まさかソロで歌わされる歌うことになろう機会を頂けるとは思いませんでしたが…
 ちなみに歌ったのは周華健「朋友」です。

 歌詞も国際交流の際にちょうどいい内容かなと思いますし、雰囲気もいい感じです。これがどのくらい伝わったかはわかりませんが、生徒たちは興味深そうに見ていました。

中国語×古典

 考えてみたら英語以外の外国語に触れる機会って高校生にはほとんど無いんですよね。日吉には第二外国語の授業がありますが、ほとんどの学校では無いでしょう。
 だったら触れる機会があってもいいのではないか?せっかく中国語が分かる人間がいるんだし… 
 そういうわけで、漢詩を取り上げだ際に中国語の発音で読んでみるというのをしてみたところ…
「中国語で聞くときれい!」
「中国語だとカッコいい。」
「中国語で聞くと押韻とかがよく分かる。」
などのコメントが振り返りシートに書かれていました。というか振り返りコメントのほとんどが中国語でした。
 席が隣の先生に話したら「僕もラ・マルセイエーズを歌ったら、そんな感じになりますよ。」と…(この歌う世界史教員に関しては、そのうち記事を書きます。というか本人に記事を書かせます。お楽しみに。)
 個人的にいい刺激を与えられてのではないか?そんな気がします。中には中国語勉強したいという人も出てきました。これって世界を広げた…というか繋いだと言えるのでは?世界を繋ぐ越境者に生徒も自分も一歩近づけたそんな気がします。
 こんな経験をもっとたくさんさせられたら嬉しいと思います。どんなことができるかな…

ちなみに…

 最近、とある英語教員は私に朝「早上好!」と挨拶し、帰り際には「辛苦了!」と挨拶します。それに進路部では公用語が韓国語になりつつあるとかいう話も聞いています。職員室には色んな言葉が飛び交っていますが…どのくらいあるのでしょうか?方言まで含めるととんでもなく多様です。こんな職場もなかなかないだろうなと思います。
 
再见!

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