ロドンがダビンソンサンチェスより序列が上になったと言うにはまだ早い理由

プレミアリーグ第4節アウェーユナイテッド戦ではPKを献上し、続く第5節ホームウェストハム戦ではオウンゴールを献上してしまったダビンソンサンチェス、続く第6節アウェーバーンリー戦からアルデルヴァイレルトが怪我をするまではリーグ戦ではスタメンにアルデルヴァイレルト、ダイアー、ベンチにはロドンが座り、ダビンソンサンチェスはベンチ外となる機会が多くなっている。

理由①ロドンはELに出られない。

出場登録が間に合わずELに出ることができなくなってしまったロドン。
このコロナ渦では選手たちはシーズンオフが短く、さらにいつも以上の過密日程に多くのチームが悩まされている。
リバプールを見れば一目瞭然だが、怪我人が続出するシーズンとなることは明白だ。
リバプールは近年のゲーゲンプレスによる勤続疲労の影響が今出てきているのも関係していると思うがそれは今は置いておこう。
このような状況なので、ターンオーバー、ローテーションは必須だ。
ELはCLに比べてローテーションがしやすく、モウリーニョさんの中でロドンはリーグ戦、ダビンソンはELというようなイメージをしていると予想される。

理由②使い分け

ダビンソンサンチェスは足が速くて身体能力が高く後ろのスペースを管理することに長けている。DFラインを高く設定するような試合で使うのが効果的だ。

一方ロドンは身長が高く、ボールを跳ね返すことに長けている。DFラインを低く設定するような試合で使うのが効果的だ。

リーグ戦ではこちらがDFラインを低くし、引いて守るような試合が多いのでロドンが効果的な場合が多い。

逆にELでは相手がDFラインを低くし、引いて守るような試合が多いのでこちらが押し込み自然とラインが高くなるのでダビンソンサンチェスが効果的な場合が多い。

理由③ダビンソンサンチェスのパートナーの出産の関係

向こうの方ではフットボールより家族を大事にするのが一般的で、パートナーの出産の際には試合があっても立ち会うのが普通だ。
日本にもこのような文化が根付いてほしいが今それは置いておこう。

11月7日、この写真とともに「もうすぐで会える」というような旨のコメントがSNSにあげられている。
この大きさからするとおそらく臨月くらいで11月中、遅くとも12月中くらいが出産予定日と推測できる。
12月2日現在出産が終わったという情報はまだ入ってきていない。出産が終わっていても終わっていなくても、
普通の出産でも大変だが今はさらにコロナ渦ということもあり、パートナー同士の協力がより必要になってくる。

昨シーズンオーリエの兄弟が殺された時、モウリーニョさんは「いつ帰ってきてもいい」とオーリエに伝えたとされている。
その時チームには右SBはオーリエのみだったこともあり、彼は帰らずに試合に出ることを選んでくれた。

なのでもしかするとモウリーニョさんが出産のことでベンチに置くくらいならお休みにしてあげるという考えにいたってもおかしくない。

出産の不安からパフォーマンスが落ちてはずされたという可能性も少しはあるが。

④ベンチメンバーとしての序列はおそらくダビンソンサンチェスよりロドンの方が高い

これはロドンがELに出られないということも手伝っていると思うが、
まずベンチに入るCBというのは怪我などのアクシデントなどがない限り出番が予想されるのはリードしていて守備を固めたい、終盤での相手のパワープレー、ロングボールやクロスの放り込みなどに対応するために入れるという場合が多い。
ましてや、プレミアリーグだ。リーグ戦でベンチ入りがダビンソンサンチェスじゃなくロドンが多くなっている理由はそのためであると考えられる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?