ベンチャー2年目が考える、ベンチャーで「成長」するために4つのポイント
ベンチャーで働いている24歳です。
ベンチャー企業で働きはじめて2年弱(インターンから入れると3年弱)が経ち、改めていままでの日々を振り返ってみると、
成長したくてこの環境を選んでマジでよかったな
と思っています。
僕もベンチャーで働いていると、
実際どうなの?成長できるの?ということをよく聞かれてきたので、
なぜベンチャーで成長できているんだろうということをまとめていきます。
特に「成長したい」と思ってベンチャーを考えている就活生や、
ベンチャー転職を悩んでいる若手ビジネスマンの方に、
とって何かしらの気づきになればなと思っています。
結論:目標を明確にして、取りたいポジションを社内外で発信しまくったことで、成長の「機会」が勝手に来た
これが結論になります。
この結論を分解しながら振り返えっていきます。
1.環境は自分でどうにかできる部分とできない部分がある
ベンチャーvs大企業ということが語られる時は、基本的に環境についての議論が行われる。
環境が人を与える影響は大なり小なりあることは誰もが異論はないと思うが、具体的にどういう環境であればいいのかが定義されることはあまりない。
成長したいという思いを持っている人にとって、どのような環境がいいのか。
どのような環境であれば成長しやすいのか。
これを考えていく上で大事なポイントは、環境は変えられる部分と変えられない部分があるということ。
言い換えると、自分が成長しやすいように自分の周りの環境を自分から変えていくことができるということである。
わかりやすい例だと、どの部署・チームで働くかということである。
同じ会社であっても、部署が違えば環境は異なる。
その中で自分の成長を考えた時に、どの部署であれば一番成長できるのかを考え、行動して環境を変えようとする人は思ったより少ないように思える。
既存事業の部署と新規事業の部署であれば、経験できることも任されることも大きく異る。
やり方は決まっている中でどれだけやりきれるかを求められる環境なのか、まず勝てるやり方を探すところから始まるのでは、
やるべきことが違う。
もっというと、同じ部署の中でも自分の行動次第で環境を変えることができる。
2.目標を明確にして、目標を達成するために必要な要素を整理する
ここまで成長という言葉が何度も使ってきたが、誰でも仕事をしていれば成長するに決まっている。
できないことはできるようになるし、3時間かかっていた業務が1時間かからなくなるかもしれない。
その中で成長できる環境で働きたいということは、
なりたい自分・達成したいゴールに対して、できるだけ速く近づきたい
ということだと考えている。
つまり、成長したいと言っている人は、できるだけゴールを明確に設定する必要があるということだ。
目標の明確化についてはまた別のnoteで書きたいと思うので、ここではポイントだけを。
①期日を明確にする
②定量化する(ゴールに近づいていることが誰でも判断できるようにする)
この2つのポイントだけを忘れずに設定すればいいと思う。
例えば、
3年目までに、事業部長になる
1年目が終わった時に、同期で一番の営業成績を残す
とかである。
目標を明確にできれば、あとはどういう力を身に着けたいのか=どう成長したいのかを整理する。
事業部長になりたいのであれば、どのような要素が必要になるのかをマインドマップなどで整理をする。
まずは評価されることが必要だな。
具体的には営業成績で1位になって、社内MVPをこのタイミングで受賞できたほうがいいな。
いやそれだけでなく、スタンスも大事だよな・・・
イメージはこんな感じ。
このように整理をしていき、目標を達成するために必要な要素を整理する。
そうしたら、あとはそれぞれの要素を達成するための成長できる環境をつくることである。
3.目標を社内で発信し、自分=〇〇と認知される
目標が整理されたら、どんどん社内で発信をしていく。
ここで多くの人が、自分の中で目標をとどめてしまうがこれはどんどん発信をしていくのがポイント。
発信する場所としてはいろいろある。
・部署のマネージャーに言う。(1on1などあればそこで)
・飲み会で言う
・社内の情報共有の場でそれとなく匂わせる
などなど
発信をしていくと、自分のキャラがどんどん認知される。
こいつは新規事業をやりたいやつなんだな。
とにかく営業の成果を上げたいやつなんだな。
マーケティングに関してはいろいろ知っているやつなんだな。
こういうキャラが社内で知れ渡っていくと、勝手に周囲が情報や機会を与えてくれるようになる。
こういう事業を今度立ち上げようと思うんだ・・・
おれは1年目のときこういうこと考えて営業してたよ。
こういうセミナーを今度やるらしいだけど・・・
こういう情報や機会をチャンスにして
社内で目標を発信→キャラ認知→機会をもらう→やりきる→さらにキャラが認知される→・・・
というグッドサイクルをつくることができればもう勝ちである。
ただ、多くの人が勘違いするのは、
成果を出す、スキルがあるというところからサイクルが始まると思っているということである。
自分はまだ早いから、まだ成果を出していないからという言い訳をしているうちは、一生チャンスなどは回ってこない。
スキルがあるから成果を出せるのはなく、
目の前のチャンスをやりきっていたら気づいたらスキルと成果がついてきていたというのが多いのではないかと思う。
これは受け身なのか、能動的なのかという話でもある。
ベンチャーで成長をしたいのであれば、誰よりもこのサイクルを速く回し続けることが大きなポイントになると思っている。
僕もとにかくこのサイクルを意識してきたし、
キャラをどんどん変えていった。
コミットできるインターン生→仕組み構築が得意な新卒→事業部長を目指していていろいろなことができるやつ
やっぱりキャラごとに周りから情報や機会は大きく変わってくる。
その中でどれだけ自分のゴールに近づけられているかを振り返り、修正することが重要になる。
4.自分に対してとにかくPDCAを回す=振り返る
ここまでやってきたら、あとはとにかくPDCAを回すこと。
毎日、毎週、毎月、毎年
とにかく振り返り、改善をすること。
成長をしたいと言っていても、振り返りができない人は成長が遅い。
去年と比べてできるようになったことは?
と聞かれて即答できないのであれば、自分のPDCA力(振り返りをする力)は甘いと思ったほうがいい。
きゃらづけがうまくいきどんどん機会が回ってくると、
やらなければいけないことがいっぱいでてくる。
そんな日々だからこそ、自分の現在地を振り返り、
・昨日より何ができるようになったか
・今日の課題はなんだったか
・明日はどう改善をしていくか
これらを愚直に考え、PDCAを回していくことが成長への一番の近道だと思う。
一人で続かないのであれば、誰かといっしょに土曜の午前にでもやるのがおすすめである。
毎週の振り返りが習慣になると、自分の成長を自分が一番実感することができる。
成長を実感できれば、その環境でもっとがんばろうと確信を持てる。
そうなれば、あとは勝手に成長し続けられる。
僕はこの状態を早く作れたことが、この2年間を振り返って大きかったなと思っている。
5.まとめ
このように4つのポイントからベンチャーでの成長というものをまとめてみた。
この2年間僕も何度も、
ここで本当によかったのか。成長できているのか。
と迷ってきた。
迷いながら試行錯誤し、いろいろな人に相談をし、自分なりにやってきたことがこの記事に書いていることである。
ベンチャーという環境を選んだからと言って誰もが期待しているだけの成長をできるわけではいということは、当たり前だけど当たり前ではない。
ベンチャーという環境を選ぶというのはゴールではなくスタートである。
その環境を自分が成長できるように変えていくか。
それが成長につながる。
これがこの記事で一番伝えたいこと。
いま悩んでいる就活生・ベンチャーの若手の方・ベンチャーへの転職を考えている方に何かしらの助けになればいいなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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