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5.【ラスト!:恩師から授かった言葉3選✨③】何年も経った今でも大事にしています

みなさんこんばんは。宮本です。

恩師から授かった言葉の中で、社会人になった今でも大切にしている言葉3選、
こちらで最後となります!!

とてもシンプルな言葉ですが、圧倒的努力と指導量を経験されてきた方だからこそ言い切れる言葉で、身に染みる想いをした思い出があります。

No.1:「下手こそ頑固」
これは、僕自身にとってずっと課題だったものであり、言われたことでやっと気づき、そして改心するきっかけとなった言葉です。
大学野球部に所属していた頃、3年生になるタイミングで就任された助監督(投手コーチ)の方から毎日のように投手陣全体に言っていただいていた言葉です。
僕は3年生の春に選手を諦め、学生コーチに転身したばかりの頃に出会った言葉だったので、高校生の頃に出会っていれば、そこからの行動や結果は変わっていたかもしれないと感じるほど核心を突かれ、特に心に残っています。

「下手こそ頑固」この言葉の意味は、下手な奴ほど言われたことを弾いて実践しない頑固者であり、頑固で「まずやってみる」という精神がないからなかなか成長しない、というものでした。
ある程度の結果を残してきた自分であり、チーム全員がある程度自分に自信もプライドもある集団でしたので、最初に聞いたときは、おそらく全員が直感的に「何言ってるんだ」と聞く耳を持っていなかった雰囲気を覚えています。
また、こんな時に素直に行動する人って、面白いことに、なぜかいつも1年生や2年生という若いメンバーで、3年生、4年生と学年が上がるほどになかなか受け入れない人が多かったことも印象に残っています。
(年齢が上がっても、成長に対して柔軟でありたいものです。。m(__)m)

そんな中、この言葉がチーム全体に広がったタイミングは、素直に提案いただいた練習を実践し、それによって球速や制球力、そして試合の結果が向上したメンバーが出始めてからでした。
この時に良かったのは、徹底的に各選手の実力を数値化していたことです。
例えば、四死球の数、初球にどれくらいストライクが取れているか、全体的なストライク率、そして一番は球速でした。他にもセイバーメトリクスという、野球における統計学的分析で用いる数値なども取っていましたが、分かりやすく差がついていたのがこれらの指標でした。
とっても基礎的であるものの、今まで毎日この数字と向き合ったことはありませんでした。

理由を考えると、やはり「なぜそれが大事か」という理由を数字で出してくれていたから、というのも大きいと思います。
大学野球においては、140km/hを超えると、グンと被打率が下がるというデータがあります。
(ちなみにプロ野球は155km/h前後だとか。)
さらに、被打に繋がっている時の中身を見ているとストライクの取れている量や取り方、そして失点に繋がっているシーンを見ると、四死球の数がやはり分かりやすく改善でき、かつ、わるい結果に繋がっていることが分かったからです。

やはり、徹底的に事実を分析することはとても大事だなと感じました。
ただし、客観的な事実(しかも効果的な分析結果)が出てくるのはかなり後になります。
だからこそ、いかなる場面でも成長を止めず、成果に向かっていくには、まずやってみる、素直に行動する、自分で感触を掴んでいくという姿勢が大事だと感じます。

「下手こそ頑固」

野球に限らず、あらゆるスポーツや、人生におけるあらゆる物事において大事な考え方だと思います。
今後も学ぶ姿勢を忘れることなく、まずトライすることに取り組んでいきます。


恩師から授かった言葉3選はこれで以上です✨

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