人生を変える教育とは

最初のブログ記事なので、僕の根本の考え方や使命だと感じていることをシェアしたいと思う。本ブログを読む方は、なるべく早い段階でこの記事に目を通してほしい。このブログをつくる上での基盤となっている考え方でもあるからだ。共感するしないは人によって異なると思うが、僕が人生から得た教訓はきっと少なからずプラスになると信じている。


世の中には同じ経験をしたとしても、幸せに生きる人とそうでない人がいる。その違いは何か?という問いを僕は常に持って生きてきた。

最初の問いは「なぜ自分の家庭と友達の家庭は違うのか?」だった。僕は再婚した義理の父親から虐待を受けていたし、平均よりだいぶ貧しい家庭だったので、友達の家に遊びに行ったときに愛もお金も十分にある理想的な家庭環境を目の当たりにして衝撃を受けた。嫉妬の感情が生まれた。でも、幾ら友達の家庭を羨んでも現実は変わらなかった。

虐待を受けながらも、辛い現実に押し潰されないためにゲームや漫画などの非現実の世界にどっぷり浸かっていたが、それも限界があった。そんな中で常に自分を支え続けてくれたのは、「今は苦しくても、未来は絶対に幸せに生きる」という決心だった。一度覚悟を決めると自然とそのための方法を考えるもので、いろんな本や人から幸せに生きる知恵を吸収することに喜びを感じた。

高校時代に一番好きな科目は倫理で、ギリシャ哲学などを学ぶ中で、これまで知らなかった「幸せとは?」などの抽象的な概念を知ることが楽しかった。それは大学時代に加速していった。自己啓発本を読み漁ったり、フットワークも軽く色んな経営者などにも会いに行った。そして社会に出て、自分も働くことに苦しむ中で、より「幸せに生きる人とそうでない人の違い」は何か?という問いを繰り返し問い続けた。

例えば、同じ環境、同じ職場で同じ仕事をしているのに、楽しそうな人とそうでない人の違いは何なのか?
同じ学校を卒業しても、経済的に豊かになる人と借金に苦しむ人の違いは何なのか?
同じように大好きな人と結婚したにも関わらず、老夫婦になっても円満な家庭を築く人と離婚裁判で夫婦で醜い争いを繰り広げてしまうことになってしまう人では何が違うのか?
同じ30歳でも若々しくエネルギッシュな人と、常に疲れていて老けて見えてしまう人では何が違うのか?

こういった「仕事」「家族」「恋愛」「健康」「お金」などの人生において重要なテーマにおいて、人生を変える「違い」を生む「違い」はどのように生まれるのか?

その問いを僕自身にしたとき、どんなときも「自分自身の内面の違いが生む」という答えにたどり着いた。内面というのは、「考え方」のことであり、「信念」「価値観」「捉え方」「知識」などを統合したものである。

ここでようやく表題の「人生を変える教育」とは何かに触れるが、この教育とは狭義の学校教育を指しているのではなく、この内面に影響を与えるすべての事柄を指している。人の考え方や信念、価値観などは、生活している中での出来事や周りの評価や得る情報などによって形作られていく。しかし、その多くは幸せとは全く異なる方向に導いてしまうことが多い。

だからこそ、このブログは、誰にでもわかりやすいショートストーリーという表現で人生に役立つ教訓を楽しく学べるというコンセプトで書いている。物語は人の記憶に残るし、年代を問わない。ほとんどは応用が効き、どんな人の人生にも適応できることばかりだろう。

これからたくさんのショートストーリーを掲載していく。その中から、幸せになるための考え方や情報をキャッチし、内面を磨いていく一助にしてもらえたらこれほど嬉しいことはない。

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