投手転向から見るキャリア選択

地元が愛知県なので、
小さい頃は落合監督のもと中日ドラゴンズが強く、ドラゴンズファンになった。

しかし、近年、ドラゴンズは低迷し、
優勝から遠ざかっている。

そんななか、こんなニュースが、、、
「根尾選手が投手転向」

え？？
と思ったが、
ここ数日は一軍でも登板機会があり、
活躍しているようだ。

実際にニュースや登板の映像を見ていると
「吹っ切れた顔で、
今までの鬱憤を晴らすかのように
一番スポットの浴びる舞台を満喫しているなぁ」
と充実感が伝わってくる。

高校まで野球をしていたが、
ピッチャーとバッターは野球のなかで
注目を浴びる。

しかし、注目度が違う。
マウンドの上のピッチャー。
バッターボックスのバッター。
一人のピッチャーが
9人のバッターと対戦するのだから
ピッチャーのほうが注目を浴びるのは当然である。

時には、他の野手が
ピッチャーの投球やマウンド捌きなどに
文句をつけたりしてしまうこともある。
それだけ影響力のある立場だ。

もちろん、根尾選手が他の選手の文句を
言っているのかは知らないが、
甲子園でマウンドにも立ち、優勝し、
鳴り物入りでドラゴンズに入団したものの、
周りからあーだこーだ言われ、
自分を表現できる場所を探していたかのような
今のマウンド裁きは気持ちがいい。

「私、実はこれが得意なんだよなぁ。」と
心に秘めていた人が、
思い切って踏み出したかのような表情、
姿勢をしているように見える。

結果を出さなければやっていけない
プロスポーツの世界でも、
得意なこと、やってみたいことに挑戦し、
晴れ晴れしている姿は、
活躍をするに越したことはないが、
トライしているという姿勢だけでも、
キャリア選択に悩んでいる人の背中を
押すような気がした。

字面で何が起こっているかを見るのも大切だが、
誰がどんなことをどんな表情でやっているのかを
見ると伝わってくるものがあるのだろう。
と感じた。

ただ選挙が近いようだが、
政治家からは何も伝わってこないが。

おわり