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中小企業診断士って、何なの?に対する自分なりの答え

おはようございます。社会起業家のshun1.hamaです。
noteを始めて2日目になりました。今日も考えていることを書き出していきたいと思います。

noteで書こうとしている内容はこちら「noteはじめました。」をご覧ください。

さて、今日は「中小企業診断士って、何なの?」という質問に対する自分なりの解釈を言語化していきたいと思います。

今回も結論からお伝え致します。かなり乱暴な言い方だと思いますが、「中小企業診断士は経営のルールを知っている人」というのが私の解釈です。

・・・え、なんで、社会起業家が中小企業診断士のことを語るの?
と、違和感ありますよね。実は、社会起業家になるより少し早く私は中小企業診断士の資格も取得していまして。。
その辺りのことは改めてお伝えさせて頂きますね。

そもそも、中小企業診断士って何?

一般社団法人中小企業診断協会のホームページ上には、このように記載されています。

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。 

つまり、中小企業診断士=経営コンサルタントの国家資格ということになります。ただ、それだと、企業診断士でいいじゃないか、と言いたくなりませんか。「中小」という言葉がわざわざ付いているのには理由があります。それは、「中小企業支援法」に基づく国家資格だからです。

一般的な話はwikiに詳しくまとまっていましたので、こちらをご覧ください。

コンサルタントって、なんだか胡散臭い

「お仕事何をされていらっしゃるんですか?」と、聞かれて「コンサルタント、あ、コンサルです。」と答えると一気に胡散臭い印象を与えてしまうのはなぜでしょうか?
これには、いくつか理由があると思っています。
まず、1つ目は「コンサル」と名乗る方の業務が多種多様だから。例えば、今の時期ですと、テレワーク環境を構築する専門のコンサルです、というような言い回しが多い。
つまり、専門的業務に長けているプロ、ということですね。この専門的業務に長けているプロの方々が色んな分野でコンサルと名乗っているので、コンサルとは何を仕事にしているのかといった明確なイメージを持てないのではないかと考えます。

2つ目は「目には見えない知識や経験」を商売の原資とするため、分かりづらいから。目には見えないものを伝えるのには、自分の言いたいことを相手に的確に伝える技量が必要となります。漫才で笑いを取るお笑い芸人さんみたいにひたすら稽古をしなくてはいけない分野です。伝え方の技量が足りないと誤解を招く恐れがあります。1つ目の理由と相まって、世間でのコンサルという職種を分かりにくくしているのだと思います。

3つ目は、「コンサルは明日から誰でも名乗れて仕事を始められる」から。こうなると、コンサルは海千山千、有象無象の世界です。
このため、実力があるコンサルもいれば、実力がないコンサルもいます。そのハズレに当たった人からすると「騙された」ということになります。当然、騙されたと思った人からすると、そのことを周囲の人に相談をするでしょう。それによりコンサル=胡散臭いというイメージが浸透しているのではないかと推測しています。

中小企業診断士と経営コンサルタントの違いは?

経営者に対する経営アドバイスを提供サービスとする、といった点ではどちらも同じです
そもそも、経営コンサルタントとは、「経営」に関する専門的なアドバイスをする人です。一方で、経営とは「人・カネ・モノ・情報」といった切り口でも分かるように多岐に渡る横断的・総合的な能力が求められます。

つまり、横断的・総合的な分野に対する専門的アドバイスをする、という矛盾に近い状態を抱えています。一人でそれを達成しようとすると、専門性の高いゼネラリスト、でなくてはならないんですね。
しかも、経営を統括している経営者にアドバイスするということは、断片的な経験値や知識だとまるで不十分なのです。

中小企業診断士の免許は車の運転免許証のようなもの。

中小企業診断士の試験科目は、全部で7科目です。(経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策)

簡単に言うなら、試験を通して、中小企業診断士は経営に必要なルールと道具の使い方を一定水準以上習得したということになります。

例えば、会社を車とすると、経営者は車を運転している人です。車を運転して目的地に行くにはいくつかのルートがあります。信号が多いところもあれば裏道もあるでしょうし、一方通行の場所もあると思います。

ただ、経営者によっては、こっちの道が早いからといって一方通行を逆走したり、赤信号を無視したりしている人もいます。そうなると、いつかは事故に遭う可能性が高いですし、警察にも捕まってしまうでしょう。

こういったことは、道路交通法(経営ルール)を知っていたら防げる可能性は高いでしょう。

また、ガス欠になりそうなのにも関わらず、「もう少ししたらガソリンスタンドがあるから大丈夫」と言って、車を走らせたらガソリンスタンドが閉まっててガス欠になる、といったこともあるかもしれません。

これも、客観的に状況(自社リソース)を把握できていたら、防げていたかもしれません。

経営するには経営免許は必要がない。

現実社会で車を運転するためには、学科と技能試験に合格しないと運転できません。一方で、会社を経営する経営者には、試験も免許もありません。

つまり、経営者は無免許運転を行っている、そして運転しながら運転技術や交通ルールを習得していっているのです。

そのため、経営ルールを知っていて、客観的な視点でアドバイスができる助手席に座って、伴走をすることができるようになるのが中小企業診断士の役割だと考えています。

中小企業診断士の資格があるからといって、運転が上手い=経営が上手いのとは違います。運転が上手くなるには、運転するしかない。経営が上手くなるには経営するしかない。

助手席に座っていても、運転する人の運転が心地良いかどうかは相性もありますよね。自分で運転もしてみたくなりませんか?

ですので、私は今、中小企業診断士としての知識を活かしながら社会起業家として経営をしています。

中小企業診断士って、実際業務は何をしているんですか?
中小企業診断士で独立して食べていけるんですか?
中小企業企業診断士の資格はどうやって取りましたか?
そもそも、なんで中小企業診断士になろうと思ったんですか?

これらの記事も今後書いていこうと思います。

今日は少し長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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