社会人5年半で6社目

はじめに

 最近みたキングコング西野さんのyoutubeの紹介と、タイトルにもある自分なりの仕事の選び方を書いてみます。まずはyoutubeをどうぞ!

30代、40代から変わった人はみたことない。
チャンスをモノにできる体力は20代でしかつけれない。
やるときはとことんやる。めっちゃやる。
やるって決めたら全部の時間を投下する。
そして25歳で決断する。

これ、めっちゃ納得しました。
プロフィールにも書いたように、僕は大学卒業が半年遅れました。
この後話の流れ上必要だと思ったので、自分の経歴を社歴に分けて記載していくんですが、大事なのは最後なので、もしよければ最後だけでも読んでいただきたいです。その上でなんでこの考えになったの?って思ったら、経歴も流し読みしてみてください。

1社目(0年6ヶ月)

 年齢は23歳。大学の同級生たちに遅れること半年、やっと入社した会社3日目で社外研修の際に、10年後の自分は?という質問に対し、「1000万稼いでます。」って答えたのを今でも鮮明に覚えています。すごくドキドキした。当時の自分じゃありえないと思っていたから。そんな宣言をした入社1社目の会社では給料が手取りで15万6000円でした。そして5年目の先輩と8000円しか給料が変わりませんでした。いや、エグいなって思ったのが正直な感想。
 社会人の世代別平均年収とか知らないまま、ただかっこいいから言ってた1000万という数字だったけど、本当に目標にしちゃってたんです。宣言しちゃったから。全国転勤がある会社だったので、退職のタイミングは配属される前って思っていて、入社後5ヶ月で4月から北海道の苫小牧に転勤と言われました。ここぞとばかりに退職の意思を伝え、入社半年後の3月末で1社目を退職しました。
 今振り返ると、大学の同期は社会人になって会社で新しいことを覚えてイキイキしてる中、自分は大学時代に学べなかった経済のこととか、世の中の展望とかそういうことを学ぶのが楽しくて、会社の仕事は覚えて当たり前くらいのテンションだったから、大学時代の同期達とはイキイキのジャンルが少し違ってたように思います。

2社目(0年4ヶ月)

 年齢は24歳。2社目は派遣で教育出版の校正をしていました。食べていくために必要だったけど、なんで勉強嫌いだったのにまた勉強してんの、おれ。って思ってやる気なんて0。派遣社員だったこともあり、続ける気はさらさらありませんでした。次の会社の入社が8月だったので、2社目は4ヶ月の在籍。社会に出て1年経たずに2回の転職。普通にこの事実だけ見たら、今の社会はダメな奴認定しますよね、きっと。履歴書になんて書こうって思っていました。

3社目(2年0ヶ月)

 年齢は24〜26歳。転機は3社目。りんごマークのテクニカルセンターのオペレーターの仕事をしました。20代前半コミュニケーションを学んでおけば、これからどのジャンルに進んでも使えると思っていました。やりたいこともなかった自分にとって、幅を広げるには良い選択でした。紆余曲折ありましたが、顧客満足度上位ランカー常連だった先輩のアドバイスで、入社半年後に顧客満足度ランキングで250人以上いた新宿サイトで週間ランキング1位になれたんです。新宿サイトは全国でも1位のサイトだったので、そのことを考えると今でも瞬間最大風速はすごかったと思っています。
 それを機にスペシャリストに昇格し、また新しい日々の始まり。毎日が戦いでしたが、1年間で通算成績が顧客満足度94.92%という数字を残すことができました。1ヶ月の目標値が88%だったので、そのことを考えると、だいぶ数字が安定してて、成績が安定してたから自分で自分のシフトも決めてたし、できる人として扱ってもらってました。でもスペシャリストになって半年くらいから、世の中で自分は価値があるのか不安になって、本当にこのままでいいのか葛藤しだして、たくさん悩みました。この頃には世の中の動向に敏感になっていたので、できるだけ、できることのかけ算を作りたくて。新しいことを始める不安とのせめぎ合いでした。
 そんな状況で、IT業界に勤めてたお兄ちゃん的存在の方から"ITコンサルタント"という職業を教わります。「お前ならできると思うで。」その一言にどれだけ希望を見出したことか。できる気はしなかったけど、本当に救われた気分でした。
 この会社でマネージャーになる道もあったのですが、新しい世界に挑戦したいという結論を出し、入社から丸2年後の8月で退職することになります。
 このときプライベートでも転機があり、メンタルは人生のどん底。なんのために自分は頑張るのか、先が見えないことに挑戦することが死ぬほど不安で、不安で、不安で。でも残り続けた先の未来が想像できちゃったから、進む以外に選択肢もなくて。大学の同期達は1つの会社で1人前として扱われつつある中、このペースで転職してると完全にやばいやつですよね。いろんな意味で。でも一番自分の人生に必死だったタイミングでした。

4社目(1年7ヶ月)

 年齢は26〜27歳。新しいこととして飛び込んだのがIT業界。タイムリミットを2年に設定して、努力してみようと思っていました。一言でIT業界といってもジャンルが広すぎて選べなかったので、入った部署で花咲かせようと思っていました。
 そこで出会ったのがSalesforce。偶然にも導入支援をしている会社への常駐も決まり、開発者よりもコンサルっぽいことをしていることに気づいて、仕事が楽しくなってきていました。常駐先がベンチャー企業だったこともあり、「あの常駐先はやばい、死ぬほど忙しいらしい」と自社の人たちから敬遠されるほど仕事をしていました。時にはご飯を食べながら仕事して、会社が閉まった後は家の近所のファミレスで仕事して、毎日深夜3時帰宅の生活。案件が炎上するたび戦い。メンタルもやられていたけれど、負けたくなかったから頑張っていました。4社目の入社前に感じてた絶望と悔しさだけが原動力。あの頃の自分に戻りたくなくて、目を逸らすためにも仕事が忙しい方が都合が良かったんです。その時期に同時に資格取得の勉強も詰め込んでいました。平日は朝から深夜まで仕事、土日は資格の勉強。時々寝る。みたいな生活でした。
 それだけハードに仕事をすると、徐々に世の中での自分が残せる価値みたいなものがわかってきて、光が見えてきて。その頃には常駐先ではすごく評価されてたし、自社でも資格数とか1番になって、少なからず自信も付いてきてました。
 そしてそのタイミングで行われたのが自社での昇進試験。もちろんチャレンジしましたが、謎に筆記試験の内容じゃなくて書き方で落とされまして。笑
絶対に昇進すると思ってたのと、ピープルマネジメントをするために会社に残ろうと考えていたので、それが出来ないことがわかると迷う余地なく転職活動を始めました。
 この頃には年収は上がることは想定出来ていたし、上げられる自信もありました。やりたいことも見つかりました。受かるかわからないけれど、挑戦するは迷わずITコンサルタントでした。エージェントの方が頑張ってくださったこともあり、すぐにBig4のコンサルティングファームの1つから内定をいただくことができました。

5社目(0年11ヶ月)

 年齢は28歳。ITコンサルタントとして働き出した5社目。やはりレベルが違ったなって入社した瞬間に思いました。まだまだできるようにならなきゃいけないことがたくさんあって、学ぶものがありすぎて。それは今でも変わってないんですけどね。
 大きな会社の看板を借りることで大きな企業を相手にビジネスができることが楽しいなって思っていました。業務を通じて社会に与えるインパクトも明確に見えることが楽しくて。でも必死になってた4社目と比べると、成長してる感じがしなくて、ちょっと焦りもありました。そんな中、今の会社から声をかけていただき、チャレンジすることを決めて今に至ります。

6社目(現在)

 現在は前職以上にグローバル色が強い会社。コロナの影響で入社直後から在宅ワークしてますが、これから頑張っていきます。

数々の転職を経て

 ここで最初の西野さんのyoutubeの話に戻りたいんですが、幸いなことに自分は25歳前後まで幅を広げる行動をしていて、そこから畑を決めて無我夢中で集中して仕事をしてきました。やっていて面白い仕事に出会えて、挑戦したいと思う世界が目の前にあって、年収で言ってもこの3年で2倍以上まで増えて、不安だった20代前半からはステップアップできたと思っています。やっとスタートラインに立てて、これからまだまだ頑張らなきゃいけないことがたくさんあるんですけどね。
 
 ここまで来るのに、道を見つけるまでに、学生時代に頑張っていなかった自分が必要だった時間が5年だったのかもしれません。次は無我夢中になって仕事を頑張るフェーズなんですけど、そこまで死ぬほど打ち込んでないなってちょっと焦ってる自分もいます。
 最近よく年下の方からこれからどうしましょう。というざっくりな質問をもらうことがあります。自分はITの道に進んだけれど、全員が全員ITの道で生きていけるわけじゃない。だからこそアドバイスに結構悩みます。その中で1つ共通して言えることがあって、どうやったら人から求められるか、社会で価値を生み出せるのか、人の役に立てるのか。その世の中のニーズと自分らしく生きられる舞台に立つことを掛け合わせること。強みを発揮して求めてもらえる舞台を考えること。それを一緒に考えるようにしています。
時代が大きく動いている中で、過去の大人たちの生き方は何も参考にならないから。いつだって求められる人間には仕事が集まります。

でも20代前半で悩んでるならそれだけで大丈夫。あとは未経験のことにたくさんチャレンジしてみると良いと思います。20代では世の中まだまだ知らないことしかありません。それだけで人生の幅は格段に広がります。僕もまだまだ新しいことに挑戦したい。
 失敗したらどうしようじゃなくて、成功と思えるところまでやる覚悟があればなんだってできる気がします。あの時の決断があってよかった。5年後、10年後の自分がそう思えるような選択を続けていきたいですね。

#20代 #働き方 #転職活動


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