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transformation~僕が変われば戦争は終わる~


変容
あなた最近すこし変よう?
なんてこと言われるくらいに
我々人間は変容を今、求められています。

二十世紀の終わりに
dialogueダイアローグ
という対話についての論文を記し提唱した理論物理学の博士
デヴィッド・ボーム博士ですが

博士は現代に起こりうるすべての社会問題の根本は我々自身の思考にあると解きました。
そして、その根本解決は、我々自身及び全体としての変容が必要だと。
個人を含む集団的な変容は、対話によって起こりうる。
博士は真の対話を呼びかけました。

我々自身が変容しない限り我々の思考自体が問題を作り出していく。
戦争は終わらない。
環境破壊は止まらない。
差別の問題は変わらない。
私たちはすでに問題を自分の中に自然と作り出しているのです。

昨日、ある一人の二十代の女性と話す機会がありました。
彼女は私にこう聞きました。
「愛を求めることと、愛に生きることの違いが分かりません」

私はしばらく考えて
「あなたが求めている愛とはどんな言葉ですか?」
と彼女に聞いてみました。

すると、
「私が一番欲しいのは、ここにいていいよ。存在して良いという承認の言葉だと思います。」
と、彼女は答えました。

そして私が、
「もしプーチンさんとバイデンさんが、お互いに『ここにいていいよ。存在していいよ。』と互いを承認したらどうなると思いますか?」と聞いたら。

「戦争が終わるかもしれませんね。」と笑いました。
言った私も、なぜか笑いました。
多分、私たちは変容したのです。

戦争は終わるかもしれない。
もちろん、大部分の人々が戦争を終わって欲しいと望んでいると思います。
でも、その中のどのくらいの人が、戦争は終わるかもしれないと思っているでしょうか?
もしかすると、戦争は終わらない。と思っているかもしれないのです。

彼女と私の小さな対話でした。
彼女はここに自分は存在して良い、という承認を求めていると話した。
どこかの大統領と彼女は分断していた。
歳も随分と離れて、国籍も立場も異なっていた。

分断を作り出しているのが自分の思考までは気づかなかったかもしれません。
しかし、確かに、彼女は繋がったのです。
地球にとって太陽が一つの様に。
宇宙と我々人間が切っても切り離せないように。

私は、今、このdialogue(対話)という試みに希望を持っています。
なぜなら、私自身、そして我々グループが変容することが可能であり、
我々の変容が世界を変えることが出来るのだと思うからです。

もし対話に興味がある方は、
デヴィッド・ボ-ム博士の書籍「on dialogue」を読んでみて下さい。
難解ですので、何回か読むことをお勧めします。

そして、私自身の対話グループの参加の場として
ダイアローグライブというプログラムを福岡の地で毎月一回日曜日に開催しています。
小さな試みですが、ご興味ある方は、ご連絡下さい。

それでは、また明日、対話しましょう。

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