2020年10月29日:失敗
今日の仕事はいつもより早めの出勤だった。自分は早めの出勤は好きだ。理由は二つ。一つ目は一人で作業ができること。自分は他人とコミュニケーションをするのが苦手だ。だから、ひとりの時間が持てる早番は自分にとって落ち着く時間だ。そして、何よりも自分が早番が好きな理由は早く帰れることだ。早く帰って家でくつろぐ時間を多くとる。このくつろぐ時間が至福の時なのだ。(遅番だと、出勤前には既に仕事モードになっており思ったよりくつろげないし、帰りも遅くすぐ寝る状態になる)
しかし、今日はちょっと気分が落ち込んでいる。何故なら、仕事で次々と失敗をしてしまったのである。自分はあまり落ち込まず、気持ちの切り替えができる方なのだが今日は次々と失敗を立て続けに起こしてしまった。流石の自分も仕事終わった後でも少し引きずった状態で帰宅した。
そのせいか今日はnoteの文章が進まない。特に昨日のあの日記みたいに書くのは無理である。
正直、何故こんなにもテンションが高かったのか今でも分からない、、、
さて失敗は成功してしまえばそれは失敗ではないとよく言う。かのエジソンは「私は失敗はしたのではない。上手くいかない方法を見つけたのだ」とメチャクチャ格好いい名言を残している(いつか自分もドヤでこんな名言を言ってみたい)。異なった分野で成し遂げた偉人たちも、大抵共通して語っているのは、たとえ失敗しても成功するまでは挑戦しろと言っている。
確かにこの考えは大切だと思う。我々を励ますのは遠い先にある希望である。しかし、この考え方は一種の生存バイアスではなかろうか?偉業を成し遂げた偉人の影にはその何万倍もの何度も挑戦して成し遂げられなかった人間が一杯いるのである。
そこで私はこの考えを発展してこう述べたい。
確かに挑戦なければ何も成し遂げることはできないだろう。しかし、何度も挑戦しても最初に立てた目標に達成できる人間はほんの一握りである。だから、目標に達成する見込みはかなり低いということを念頭に物事に取り組んだ方がいい。
何故目標を達成する可能性が低くなるのか?もう少し詳しく述べていきたい。
・人間と環境は常に変化する
いきなりだが子供の時どのような夢や目標を立てただろうか?スポーツ選手・芸能人・パイロット色々あると思うが、さて子供の時に立てた目標や夢を実際に達成できた人間はどのくらいいるだろうか?殆どいないのではなかろうか。
「いやいや、それは子供の頃の話であって今は違うから」と言ってくるかもしれない。では、大人はどうだろうか?入社当時は志高く持って意欲的に取り組んでいた仕事も惰性で働いていたりしていないだろうか?何か熱中できたことも途中で何か飽きてきたことはないだろうか?
私も大きな目標を立て断念をしたというのが何度もあった。最初はFXである。最初にこれと出会ったときは運命だと感じた。莫大なお金を手に入れることができるというのに惹かれたというのはもちろんあるが、それ以上にファンダメンタルズやチャート分析というのに大きく惹かれた。自分は政治や経済などの学問を学ぶのがもともと好きだったのでそれを駆使してお金を稼ぐ、これ以上に熱中できるものはないと思った。私はFXで大成してやるという大きな目標を立てがむしゃらに打ち込んでいた。しかし、一年半ぐらいしてから飽きてきたのである。利益はそこそこ出てくるようになったのだが(運であるが、、、)何か求めていたのと違うと感じるようになったのである。FXをやっている人ならわかると思うのだが、政治や経済のファンダメンタルズは実際には使わず(むしろ素人個人には邪魔な知識)どちらかというと確率などの統計的な分野の傾向が強いのだ。しかも大部分はトレード日記をつけることが主なので、同じ作業の繰り返しとなる。「儲けるトレードは退屈だ」と本に書いてあったがその通りで、お金と引き換えに虚しさが残るようになった。それだと嫌だと思い、FXは中断して株式投資に手を出した。株式投資ならファンダメンタルズの傾向が強いので分析のしがいがあると思ったからである。結果は同じで株式投資も分析の余地が無くなって投資の段階になると途端にやる気がなくなるのである(この経験から自分は分析をするのが好きな性格だとしれたのでそれはそれでよかった)。
このようにFXや株式投資、短いものまで含めると小説・音楽・プログラミングと様々なことを目標に立てて、その都度飽きて変更していった。
偉人の中でも最初に立てた目標を大きく修正して偉業を成し遂げた人も少なくない。
・続けることよりも大切な変更する決断
この経験から私は続けることよりも、違うと思ったら中断して大きく目標を変更することの方が大切ではないかと思うようになった。
行動心理学では埋没費用効果(サンクコスト)という言葉がある。それは物や事業など、投資してきた物が回収できないと分かったとしても、今まで投資してきた分がもったいないという心理が働き、中断せずに投資を継続する心理状態を指す(具体的には食べ放題の店が挙げられる。よく食べ放題のメニューを注文してもとを取ろうっていう人がいる。しかし、実際にはお金を払っている以上はそのお金は戻ってこないのである。その時にとるべき(合理的な)行動はその時自分にとっての最適になる、効用を伸ばす行動である。極端な話、お腹が痛くとても食べられた状態でないなら食べず店から出るのが最適な行動である。ここでお金を払ったのだから無理をして食べようと無理して食べて更に体調を崩したらそれこそ埋没費用効果が悪い方に出ている)。
「辞めたいけど今まで続けてきたのが無駄になる、、」そう思って辞めたいけど惰性で続けている人が多いのではないだろうか?むしろ、目標を変更した先に何か自分の可能性が眠っているのかもしれないのに。勇気を持って撤退することも必要なのではないだろうか。
だから嫌になってきたことは撤退、もしくは中断してみてはいかがだろうか。
長々と文章を書いてしまった。最初、文章書けないと言っていた自分はどこへやら、、、正直もう開き直ってしまった。
もうここまで読んでいる人いないだろう。もうこの際開き直って話ズレまくりの文章を書いてしまった。最後まで読んだ人は余程の変人か暇人である(俺と一緒だね♪)。
こう書いているけど自分の専門コンプレックスが出ているのをご容赦願いたい。
何かの専門に秀でる人を私は羨ましく思う。
〜〜終わり〜〜
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